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「触発」の意味と使い方や例文!「触発される」と「感化される」の違いは?(類義語)

【二字熟語】
触発

【読み方】
しょくはつ

【意味】
①物に触れて爆発・発動すること。
②感情・衝動・意欲などを誘い起こすこと。

【語源・由来】
「触」は「ふれる。さわる。あたる。」
「発」は「でる。生じる。起こす。」

【類義語】
刺激、誘発、煽動、引き起こす、影響を与える、働きかける、左右する、感応、薫染、教化

触発(しょくはつ)の使い方

ともこ
この曲は自分自身の失恋に触発されて作曲されたんですって。
健太
へえ。こんな名曲を生むんだから恋は無駄じゃないんだね。
ともこ
健太くんも青春を謳歌したら名作を生むかもしれないわよ。
健太
そうだね。何に触発されるか分からないから、なんでも一生懸命やってみよう。

触発(しょくはつ)の例文

  1. 一遍の小説に触発されて作家を目指した。
  2. 友人の成功に触発された。
  3. 彼の講演会に触発されて、再びがんばろうという気になった。
  4. 健太くんの失言が喧嘩を触発した。
  5. ショパンの曲に触発されて作曲家を志した。

「触発される」と「感化される」の違いは?

触発」は、よく「触発される」という受身の形で使われます。

触発される」に似た言葉に「感化される」があります。

感化」は人に影響を与えて心を変えさせることをいうので、「触発される」も「感化される」も「影響を受けて変化する」という点で共通しています。

【両語の違い】

触発される」・・・物や人に影響されて、感情・衝動・意欲を起こすこと。
感化される」・・・影響を受けていつの間にか自分の心が変わっていること。

触発」は、物や人の影響で人生の目標を持つ、努力するようになる、行動を起こすという変化が生じることをいいます。

感化」は、いつの間にか相手に影響されることをいい、「不良のクラスメイトに感化されて悪い習慣が身についた」というように、悪い意味でも使われます。これが「触発」と「感化」の違いです。