厚誼の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
厚誼
【読み方】
こうぎ
【意味】
心からの親しいつきあい。手厚い親切。
心の底から出てくるような親切や、お互いに本気で思いあってる深~い絆のことを言うんやな。手を抜かずに、しっかりと相手のことを考える、そんな真心がある付き合いってわけやね。
【語源・由来】
「厚」は「厚い。」
「誼」は「よしみ。親しみ。」
【類義語】
愛顧、厚情、好誼、高誼、高配、温情
厚誼(こうぎ)の解説
「厚誼」という言葉はね、心からのとても親しい付き合いをすることや、人に対してとっても親切にすることを意味しているんだよ。
たとえばね、「永年の御厚誼を感謝します」というのは、長い間、とても親しい関係でいてくれて、たくさんの優しさをもらったことに、心からありがとうと感謝の気持ちを伝える言葉なんだ。つまり、長い時間をかけて誰かが示してくれた深い友情や親切に、本当に感謝しているということを表しているんだよ。
また、「御厚誼を賜る」というのは、誰かが示してくれる親切や支援をただ受け取るだけでなく、その親切を大切にし、感謝する心を持っていることを示しているよ。ここでの「賜る」は、ただもらうというよりも、ありがたく受け取る、というニュアンスがあって、つまり、相手の親切に対して、深い感謝の気持ちや尊敬の念を持っているっていうことなんだ。
だから、「厚誼」という言葉は、人と人との間に生まれる深い絆や、心からの親切を大切にする気持ちを表しているんだね。
厚誼(こうぎ)の使い方
厚誼(こうぎ)の例文
- 永年の御厚誼を感謝します。
- 格別のご厚誼を感謝いたします。
- 明年も変わらぬご厚誼のほどお願い申し上げます。
- 在職中ご厚誼を賜りましたこと、心より感謝申し上げます。
- 末永くご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。
厚誼の文学作品などの用例
「ご厚誼」と「ご交誼」の違いは?
「厚誼」はよく「ご厚誼」という形で使われます。
その「ご厚誼」に似た言葉に「ご交誼(こうぎ)」があります。
「ご交誼」は、交際のよしみ。親しいまじわり。友誼。(例:交誼を結ぶ。)
という意味です。
また、「ご厚誼」「ご交誼」はともに、敬意を表す接頭語「ご」が付いていますが、
「ご厚誼」・・・目上の人に対して使う。
「ご交誼」・・・対等な立場の人に対して使う。目上の人に対しては使わない。
という違いもあります。
「ご交誼」には友情という意味が含まれるため、目上の人に対しては使われません。
これは、ただ表面的に仲がいいというだけではなく、心からの思いやりや手厚い親切を交わし合う、とても深いつながりを表しているんだ。