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「余裕」の意味と使い方や例文!「余裕綽々」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
余裕

【読み方】
よゆう

【意味】
①必要な分のほかに余りのあること。
②精神的にゆったりしていること。

時間・空間・数量・経済・精神などにわたって広く使う。

【語源・由来】
「余」は「必要な分をこえて残る。引き続いてあとに残る。あまり。」
「裕」は「豊かでゆとりがある。」

【類義語】
ゆとり、猶予、余力

【対義語】
切迫、必死、逼迫、焦り、急迫、あたふた、狼狽、圧迫

余裕(よゆう)の使い方

ともこ
健太くん。急がないと間に合わないわよ。
健太
なんでこんなに余裕がない人生なんだろう。
ともこ
いつも寝坊するからよ。
健太
寝心地がいいベッドが悪いんだろうな。

余裕(よゆう)の例文

  1. 経済的余裕がないと、人は他人に対して優しくできないものだ。
  2. あの時の僕には周りを見る余裕がなかった。
  3. 締め切りまでにまだ三日の余裕がある。
  4. 時間に余裕を持って出かけるようにしている。
  5. 今はサッカーに集中したい。他のことを考えている余裕はない。

「余裕綽々」とは?

余裕」を用いた表現の一つに「余裕綽々(よゆうしゃくしゃく)」があります。

余裕綽々」とは、「ゆったりと落ち着いているさま。心にゆとりがあるさま。」という意味です。

出典は、「孟子」公孫丑下からです。

【例文】

  1. もし明るい日で見たら、彼の面の色も余裕綽々として子供を相手にしているほどに見えたかも知れません。(中里介山、大菩薩峠、甲賀一刀流の巻)
  2. ともこちゃんは息が切れていたが、健太くんは余裕綽々に見える。
  3. 健太くんは受験生だが余裕綽々そうだ。