【二字熟語】
失望
【読み方】
しつぼう
【意味】
のぞみを失うこと。あてがはずれてがっかりすること。
【語源・由来】
「失」は「うしなう。なくす。」
「望」は「ねがう。まちのぞむ。」
【類義語】
落胆、がっかり
失望(しつぼう)の使い方
健太くん。子供を泣かすなんて、あなたには失望したわ。
泣かせてないよ。
泣いているじゃないの。
迷子に声をかけただけだよ。
失望(しつぼう)の例文
- 結果に失望する。
- 大学の授業に失望する。
- 実物を見て失望した。
- 失望を禁じ得ない。
- 人生に失望する。
「失望」と「絶望」「幻滅」の違いは?
「失望」に似ている語に「絶望」と「幻滅」があります。
「失望」と「絶望」の違い
「絶望」は「望みのたえること。希望を全く失うこと。」という意味です。(例:前途に絶望する。)
「失望」との違いは、「失望」が自分が期待していた通りではなかったという意味で、「健太くんに失望する。」というように、主に、自分以外の物や人に使うことが多いです。対して「絶望」は望みがすっかりなくなるという意味で、自分のことに使います。
「失望」と「幻滅」の違い
「幻滅」は「幻想から覚めて現実にかえること。美化し理想化していたことが幻にすぎなかったと悟らされること。また、それで落胆すること。」という意味です。(例:幻滅の悲哀を味わう。)
「失望」も「幻滅」もがっかりするという意味がありますが、「失望」は「あてがはずれてがっかりする」ことをいうのに対し、「幻滅」は「自分で思い描いていた幻想と現実との違いにがっかりする」という違いがあります。