牙城の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
牙城
【読み方】
がじょう
【意味】
①城中で主将のいる所。本丸。
②組織や勢力の中心となる所。本拠。
そして、組織の中で、中心的な役割を果たしてる場所や人々のことを言うんやな。まぁ、要するに一番大事なところや、中心地ってわけやな。
【語源・由来】
「牙」は「牙旗」の意で大将の旗。
【類義語】
砦、城廓、根城、城郭
牙城(がじょう)の解説
「牙城」という言葉は、ちょっと特別な場所や組織、勢力の中心を指す言葉なんだよ。
1つ目の意味では、お城の中でも最も大切な場所、つまり主将や大将がいるところを指すんだ。この「本丸」は、敵からの攻撃に対して最後の守りとなる場所で、ここを落とされると戦いは負けてしまうとされるよ。だから「敵の牙城に迫る」というのは、敵の最も重要な場所、またはその組織や勢力の中心に近づいている、攻撃しているという意味になるんだ。
2つ目の意味では、組織や勢力の中で最も中心的な役割を果たしている場所や地域を指すよ。たとえば、ある政党や団体が特定の地域でとても強い影響力を持っているとき、その地域をその組織の「牙城」と言ったりすることがある。「保守の牙城」は、保守的な考えや価値観がとても強い地域や組織の中心部を指しているんだ。
さらに、「牙城」の「牙」は「牙旗」の意味で、これは大将の旗のことを指すんだよ。歴史の中では、大将がいる場所を示す目印として使われていたんだね。
だから、「牙城」という言葉は、物事の中心や最も重要な部分、場所を表す時に使われるんだよ。
牙城(がじょう)の使い方
牙城(がじょう)の例文
- 敵の牙城にせまる。
- 保守勢力の牙城。
- 敵の牙城を崩す。
- 不動のトップ企業の牙城を崩すべく共同会社を設立した。
- 世界女王に挑戦したが、牙城を崩すことはできなかった。
牙城の文学作品などの用例
-
・・・立前においては精神の牙城を喪っている。荒涼たる心持で周囲を眺め、・・・ 宮本百合子「文学における今日の日本的なるもの」
「牙城を崩す」とは?
「牙城」はよく「牙城を崩す」という表現で使われます。
「牙城を崩す」は「組織や勢力の中心となる部分に打撃を与えて突き崩す」という意味です。
古くから、この言葉は敵の強固な防御を突破することを表してきたんだ。
つまり、大手を振ってど真ん中を狙ってやる、って感じのことを言うんやろ。強いものや大きな組織でも、ちゃんと狙えば崩れる、ってことやね。
現在では、戦に関する使い方のほかに、政治経済、スポーツ等、競争の場面で使われます。
そしてもう一つの意味として、ある組織や勢力の中心や本拠のことを指しているんだ。