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「藻屑」の意味と使い方や例文!「藻屑と消える」とは?(類義語)

【二字熟語】
藻屑

【読み方】
もくず

【意味】
海で死ぬことのたとえ。

【語源・由来】
海の中の藻などのくずの意。

【類義語】
水死

藻屑(もくず)の使い方

健太
タイタニック号は、氷山にぶつかって海の1500人の乗客が藻屑となったんだよね。
ともこ
フィリピンのフェリーがオイルタンカーと衝突して4000人の乗客が亡くなったのが、最大の海難事故らしいわよ。
健太
もっとひどい事故があったんだね。
ともこ
海はあんなに広大なのだから、回避できそうなのに不思議よね。

藻屑(もくず)の例文

  1. 将来ある若者たちが太平洋の藻屑と消えていった。
  2. ああ、今ここから身をおどらせて、水底の藻屑ときえたら、と彼は思った。再び、世界は死にみちた。(ヘルマン・ヘッセ、知と愛)
  3. そのセスナは、大西洋の波の藻屑と消えてしまった。
  4. 手作りのいかだが壊れかけ、海の藻屑になりそうだ。
  5. 渦潮に巻き込まれ、海の藻屑となった。

「藻屑と消える」とは?

藻屑」を用いた表現の一つに「藻屑と消える(もくずときえる)」があります。

藻屑と消える」とは、海難や海戦などが原因で死ぬことをいいます。

【例文】

  1. 航行中に他の船と接触し、乗員すべて海の藻屑と消えた。
  2. 敗戦した平家一門は次々に入水し、三種の神器とともに、安徳天皇も海の藻屑と消えた。