【二字熟語】
絶妙
【読み方】
ぜつみょう
【意味】
この上なく巧みですぐれていること。また、そのさま。
【語源・由来】
「絶」は「きわめて。はなはだ。」
「妙」は「奥深く味がある。きわめて巧みである。」
【類義語】
巧妙、秀逸
【対義語】
稚拙、微妙
絶妙(ぜつみょう)の使い方
この御飯、絶妙な加減で炊かれているね。
土鍋で炊いたのよ。
土鍋で炊くとこんなに美味しく炊くことができるんだね。
絶妙なおいしさよね。
絶妙(ぜつみょう)の例文
- 絶妙のタイミングでともこちゃんがやってきた。
- 絶妙な語り口で観客を魅了した。
- 絶妙なバランス感覚がある。
- この生地は色の取り合わせが絶妙だ。
- 絶妙なコントロールのピッチャーだ。
「絶妙」と「微妙」「曖昧」との違いは?
「絶妙」に似ている語に「微妙」や「曖昧」があります。
「絶妙」と「微妙」の違い
「微妙(びみょう)」は
①趣深く、何ともいえない美しさや味わいがあること。また、そのさま。みみょう。
②一言では言い表せないほど細かく、複雑なさま。また、きわどくてどちらとも言い切れないさま。
③ (「微妙に」の形で)少々。やや。
④ (「ビミョー」と書くこともある)俗に、否定的な気分を婉曲にあらわす語。明言したくないときなどにも使う。
という意味です。
「微妙」と「絶妙」は見た目は似ていますが意味は違います。
「微妙」は、はっきり言いきれないさまをいい、どちらかと言えば悪い方といった意味で使われます。
対して「絶妙」は、すごいという良い意味で使われます。
「絶妙」と「曖昧」の違い
「曖昧(あいまい)」は
①態度や物事がはっきりしないこと。また、そのさま。あやふや。
②怪しくて疑わしいこと。いかがわしいこと。また、そのさま。
という意味です。
「曖昧」ははっきりしないさまをいい、「絶妙」はすごいということを表すので意味が異なります。