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「暫時」の意味と使い方や例文!「暫時の間」は重複で誤用?(類義語・対義語)

【二字熟語】
暫時

【読み方】
ざんじ

【意味】
少しの間。しばらく。副詞的にも用いる。

【語源・由来】
「暫」は「わずかの間。しばらく。」
「時」は「そのとき。そのころ。おり。」

【類義語】
一時

【対義語】
恒久、即時

暫時(ざんじ)の使い方

ともこ
健太くん。暫時そこに隠れていて。
健太
えっ。何で?
ともこ
先生が容疑者の健太くんを探しているのよ。
健太
ええっ。僕は何も悪いことはしていないのに。

暫時(ざんじ)の例文

  1. 暫時休憩する。
  2. 暫時の猶予を願う。
  3. 驚きのあまり暫時茫然とたたずんでいた。
  4. 人口は微増傾向でしたが、暫時微減傾向です。
  5. 主人の手があきますまで、暫時お待ちください。

「暫時の間」は重複で誤用?

暫時」は「暫時の間(ざんじのあいだ)」という表現で使われることがあります。

暫時の間」は、しばらくの間という意味ですが、「暫時」に少しの間という意味があるため、意味が重複し、誤用ではないかという意見がありますが、誤用ではありません。

暫時の間」は主に小説などで使われます。

また、文章中では「暫時」と書いて「しばらく」と読む場合もあります。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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