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「速効」の意味と使い方や例文!「即効」「速攻」「即行」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
速効

【読み方】
そっこう

【意味】
ききめがはやく現れること。

【語源・由来】
「速」は「スピードがはやい。はやさ。」
「効」は「きく。ききめがある。」

【類義語】
即功

【対義語】
遅効

速効(そっこう)の使い方

ともこ
健太くんは劇で何の役をやるの?
健太
速効性のしびれ薬で動けなくなる忍者の役だよ。
ともこ
出番は一瞬だけってこと。
健太
そうなんだよ。

速効(そっこう)の例文

  1. 速効性のある方法だからといって、動物の殺処分は肯定できない。
  2. 効き始めが服用から十分前後という速効性が売りです。
  3. 速効型のインスリンを投与する。
  4. この事件は速効性の毒を使用された。
  5. 速効性肥料のおかげで枯れかけていた野菜が生き返った。

「速効」と「即効」「速攻」「即行」の違いは?

速効」に似ている語に「即効」「速攻」「即行」があります。

「速効」と「即効」の違いは?

即効」すぐにききめが現れること。(例:即効を期待する。)

という意味です。

速効」と「即効」は読み方が同じで漢字表記も似ています。

しかし、「速効」は、「速効性肥料」のように、主に医学や農業で専門用語として使われます。

対して「即効」は、一般的な用語としてすぐに効き目が表れることをいい、「即効薬」のように薬や政策、トレーニングの効果など幅広く使われます。

「速効」と「速攻」の違いは?

速攻
①競技・試合などで、相手にすきを与えず機敏に攻撃すること。また、そのような攻撃。(例:速攻して敵の機先を制する。)
②《俗語。「即行」「ソッコー」とも書き、副詞的に用いる》すぐさま。ただちに。(例:速攻帰る。速攻で仕事に取りかかる。)

という意味です。

速効」は効き目についていう語ですが、「速攻」はすばやく攻めるということで、主にスポーツで使われる語であり意味が違います。

また、「速攻」は俗語として副詞的に、「チャイムがなったら速攻帰る。」という使い方もされます。

「速効」と「即行」の違い

即行」 すぐ行うこと。即座に実行すること。(例:災害対策を即行する。)

という意味です。

速効」が効き目のことをいう語に対して、「即行」は行うことをいうので意味が異なります。