急遽の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
急遽
【読み方】
きゅうきょ
【意味】
①急に物事が行われるさま。
②あわただしく事を行うさま。いそいで。にわかに。
まあ、ザックリ言うたら「とっとと!」って感じかな。急に出てきた事態や、あわててやることに対して使うんやな。
【語源・由来】
「急」は「にわかに。突然。」
「遽」は「急に。あわただしい。あわてる。」
【類義語】
突然、急に、唐突
急遽(きゅうきょ)の解説
「急遽」という言葉は、予想していなかった事が突然起きたり、何かをすぐにやらなければならない状況を表す言葉なんだよ。
1つ目の意味は、予想や計画とは違った方向で、物事が進展する様子を指しているんだ。これは、たとえば、突然の仕事の変更や、急な移動など、自分の予想や考えていた流れから外れることを言うんだ。「寄宿舎に入れられた急遽な身の変化の中に」〈嘉村・途上〉では、本人の予想していなかった出来事、つまり寄宿舎に入ることになったことによって、生活や環境が大きく変わってしまった様子を示しているよ。
2つ目の意味は、時間に追われたり、突然の状況の変化に対応して、素早く行動しなければならない状況を指しているんだ。こちらは、急な予定変更や突然の出来事に迅速に対応することを意味しているよ。「急遽出発する」では、計画していた予定や時間よりも早く、あるいは突然の事情で出発しなければならなくなった状況を示しているんだ。
だから、「急遽」という言葉は、突然の変化や、急に何かを行動しなければならない状況を示す言葉として使われるんだね。
急遽(きゅうきょ)の使い方
急遽(きゅうきょ)の例文
- 連絡を受けて急遽現場に駆け付けた。
- 首脳会談を行うことが急遽決まった。
- 急遽記者会見をすることになった。
- 急遽ストーリーが変更された。
- 急遽発表内容が差し替えられた。
急遽の文学作品などの用例
「急遽」と「至急」の違いを解説
「急遽」に似ている語に「至急(しきゅう)」があります。
「至急」は
①非常に急ぐこと。大急ぎ。
②「至急電報」の略。
という意味です。
「急遽」も「至急」も急ぐという意味がある語ですが、「急遽」は「急遽帰国する。」というように、急に物事を行うことをいいます。
対して「至急」は、「至急おいでを乞う。」というように、大急ぎでほかの何よりも先に行わなければならないことをいう点が違います。
一方、「至急」は、時間がなくて非常に急いで何かをしなければならない状況を指す。特に、急ぎの連絡や伝達に使われることが多い。
一方で、「至急」は、「これ、早く送った方がええで!」みたいな、時間がなくてガンガン急ぐ時に使う言葉やな。特に、連絡なんかを急いでるときによく使うねんな。なるほど、どっちも急ぐけど、その急ぎ方や状況が違うんやな。
また、あわただしくや急いで事を進めるさまも意味するよ。