呆気の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
呆気
【読み方】
あっけ
【意味】
(多く「あっけにとられる」の形で)意外な事に出会い、驚きあきれる状態。
そうかいな。それはつまり、「すごいことが起こってビックリ仰天、何も言えへんくなる」ってことやな。
思ってもみなかった出来事に出くわした時に、驚きすぎて口から出る言葉もない状態やな。うーん、人間って、ほんまに予想外のことには弱いわな。
【語源・由来】
「呆気」は当て字で語源未詳。
【類義語】
呆然、絶句
呆気(あっけ)の解説
カンタン!解説
「呆気」っていう言葉はね、すごくびっくりして、何も言えなくなっちゃうような驚きのことを言うんだよ。「あっけにとられる」っていう形でよく使うんだ。
例えばね、友達が突然走り出して、それを見て「え、何!?なんで走ってるの!?」ってびっくりして、何も言えなくなっちゃった、っていう状態を「呆気にとられる」って言うんだよ。
だから、「突然走り出した彼を呆気にとられながら見送った」っていう文は、「友達が突然走り出して、それを見てすごく驚いて、何も言えなくなりながら、その友達を見送った」っていう意味になるんだね。
呆気(あっけ)の使い方
健太くん。夢に向かって頑張っている?
夢は呆気なく散ってしまったよ。
諦めるには早いんじゃないかな。
僕には才能がないってわかったんだ。違う夢を見つけるよ。
呆気(あっけ)の例文
- ともこちゃんは、呆気に取られて目をぱちくりさせている。
- 私たちは、呆気に取られて一言も言葉を発することができなかった。
- 呆気に取られている私を放って健太くんは去っていった。
- 健太くんの行動に、呆気に取られて物も言えない。
- 記者の不躾な質問に呆気に取られてしまった。
呆気の文学作品などの用例
- ・・・目見ると、しばらくは呆気にとられたように、ぼんやり立ちすくんでし・・・ 芥川竜之介「アグニの神」
- ・・・hanalia は、呆気にとられたオルガンティノの前へ、蜃気楼の・・・ 芥川竜之介「神神の微笑」
- ・・・お蓮は呆気にとられたなり、しばらくはただ外光に背いた、この陰気な・・・ 芥川竜之介「奇怪な再会」
「呆気ない」とは?
「呆気」を用いた表現の一つに「呆気ない」があります。
「呆気ない」とは、「思ったより内容が貧弱または単純で、おもしろみがない。期待外れでもの足りない。」という意味で使われます。
「呆気ない」という表現は、何かが期待ほどではなかったり、内容がとても単純で面白みがない、つまり期待が外れて物足りないと感じる時に使われるんだよ。
それはつまり、「予想よりもつまらなかった」や「期待はずれ」っていう感じやな。
例えば、楽しみにしてたテレビ番組が思ってたよりも全然おもしろなかった時なんかに使う言葉やな。これは、「期待が大きすぎると、実際のものがどうでも物足りなく感じてしまう」ってことを教えてくれてるわけやな。
【例文】
- 彼らの結婚生活は呆気なく終わりを告げました。
- サッカーの試合は、呆気なく終わってしまった。
- 健太くんは、初戦で呆気なく敗退した。
ほとんどの場合、「あっけにとられる」という形で使われ、何か予想外のことが起こった時に使われる表現なんだよ。