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「慮外」の意味と使い方や例文!「慮外千万」とは?(類義語)

【二字熟語】
慮外

【読み方】
りょがい

【意味】
①思いがけないこと。また、そのさま。
②無礼であること。また、そのさま。ぶしつけ。

【語源・由来】
「慮」は「あれこれと思いめぐらす。思い。考え。」
「外」は「一定の枠・意向などからはずれること。」

【類義語】
想定外、意外

慮外(りょがい)の使い方

ともこ
健太くん。生徒代表として校長先生に進言してきてよ。
健太
僕みたいな何の肩書もない生徒が進言したら、慮外者がって怒鳴られてしまうよ。生徒会長であるともこちゃんが進言すればいいんだよ。
ともこ
私は優等生で通っているから、校長先生に進言するなんてことはできないわ。
健太
嫌な仕事を押し付けるなんてずるいなあ。

慮外(りょがい)の例文

  1. 慮外なことをいう。
  2. 慮外の結果に終わる。
  3. 慮外ながら申し上げます。
  4. それは慮外の出来事だった。
  5. 健太くんは慮外者だ。

「慮外千万」とは?

慮外」を用いた四字熟語に「慮外千万(りょがいせんばん)」があります。

慮外千万」とは「きわめて意外なこと。思いもかけないひどいこと。」という意味です。

「千万」は、程度がはなはだしいことをいいます。

「急いでいるというのに、こんなところで渋滞にはまるとは慮外千万。」というように、思いがけないことにあった時に使います。