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「茫漠」の意味と使い方や例文!「茫漠とした」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
茫漠

【読み方】
ぼうばく

【意味】
広くてとりとめのないさま。また、ぼうっとしてはっきりしないさま。

【語源・由来】
「茫」は「遠くはるかに広がるさま。」
「漠」は「何もなくて、どこまでも広い。」

【類義語】
漠然、広々

【対義語】
鮮烈、窮屈

茫漠(ぼうばく)の使い方

ともこ
学校に爆破予告があったんですって。
健太
また、茫漠とした世の中に対する恨みを持った人の犯行でしょう。どうせ予告だけだよ。
ともこ
さっき、体育館の裏のごみ箱が爆発したらしいわよ。
健太
本当だったの?

茫漠(ぼうばく)の例文

  1. 健太くんの話はいつも茫漠としていてわかりにくい。
  2. 目の前に茫漠とした荒野が広がっていた。
  3. あの先生の講義は、茫漠としていてつかみどころがないんだ。
  4. しかし、今日の広沢の言葉は、あまりに茫漠とした不安を残していた。(大佛次郎 赤穂浪士 上)
  5. 舟は冬の海を連れもなくやってきて、また茫漠たる海へひっそりと去っていく。(グィン ゲド戦記1 影との戦い)

「茫漠とした」とは?

茫漠」を用いた表現の一つに「茫漠とした」があります。

茫漠とした」とは、はっきりしないという意味です。

【例文】

  1. 茫漠とした意見だな。もっと煮詰めてから意見してくれないか。
  2. レオナルドダヴィンチのモナ・リザは、茫漠とした笑みを浮かべている。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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