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「保持」の意味と使い方や例文!「所持」「維持」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
保持

【読み方】
ほじ

【意味】
①保ちつづけること。持ちつづけること。
②心理学で、記憶痕跡が存続していること。一度記憶したことが潜在的に残っていること。把持 (はじ) 。

【語源・由来】
「保」は「しっかりと持ち続ける。たもつ。」
「持」は「もちつづける。たもつ。」

【類義語】
維持

【対義語】
変更、解放

保持(ほじ)の使い方

健太
このハンドクリームはうるおいを保持してくれるんだって。
ともこ
すごいわね。
健太
ともこちゃんのささくれだった手に使ってみたら?
ともこ
白魚のような指になるかしら。

保持(ほじ)の例文

  1. 地位を保持する。
  2. 彼は世界記録保持者です。
  3. 身の安全を保持する。
  4. 健康の保持のために散歩している。
  5. 医者には患者の秘密を保持する義務があります。

「保持」と「所持」「維持」との違いは?

保持」に似ている語に「所持(しょじ)」「維持(いじ)」があります。

「保持」と「所持」の違いは?

所持」は、
①身につけて持っていること。
②法律で、物を事実上支配していると認められる状態。

という意味です。

保持」は、物や記録などを持ちつづけることをいいます。

対して「所持」は、物などを身につけて持っていることをいうので意味が違います。

「保持」と「維持」の違いは?

維持」は、
①保ちつづけること。持ちつづけること。
②心理学で、記憶痕跡が存続していること。一度記憶したことが潜在的に残っていること。把持 (はじ) 。

という意味です。

保持」も「維持」も、保ち続けることをいいます。

しかし、「維持」は、変えないことに重点を置いた語で、「保持」は、抱え込んでしっかり守ることに重点を置いている点が違います。