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「呆然」の意味と使い方や例文!「茫然」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
呆然

【読み方】
ぼうぜん

【意味】
①あっけにとられるさま。茫然。
②ぼんやりしているさま。

【語源・由来】
「呆」は「あきれる。あっけにとられる。」
「然」は「他の語に付けて状態を表す語。」

【類義語】
放心、唖然、呆気、油断、散漫、漫然、絶句

呆然(ぼうぜん)の使い方

ともこ
健太くん。家が燃えてしまったんですってね。
健太
煙草の不始末だったんだ。焼け落ちた家を前に、家族で呆然として突っ立っていることしかできなかったよ。
ともこ
煙草の火はあんなに小さいのに、家一軒を燃やしてしまうのね。
健太
火というものは怖いものだよ。

呆然(ぼうぜん)の例文

  1. イノシシに荒らされた畑を見て呆然と立ち尽くした。
  2. 恩師の突然の悲報に彼は呆然とした。
  3. そのバッターは、ピッチャーの剛速球を前に三球三振で呆然とした表情だった。
  4. 受験の結果をみて呆然としている健太くんの肩を叩いて励ましの言葉をかけた。
  5. 健太くんに技を掛けられたまでは覚えているが、何が起きたのか分からないまま地面の上で呆然と寝ころんでいた。

「呆然」と「茫然」との違いは?

呆然」と同じ読み方の語に「茫然」があります。

茫然」とは、
①広大なさま。また、とりとめのないさま。判然としないさま。
②呆然に同じ。

という意味です。

呆然」も「茫然」も、あっけにとられるさま、ぼんやりしているさまをいいます。

しかし「茫然」には、「広大なさま。また、とりとめのないさま。判然としないさま。」という意味がある点が違います。

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