【二字熟語】
無事
【読み方】
ぶじ
【意味】
①普段と変わりないこと。また、そのさま。
②過失や事故のないこと。また、そのさま。
③健康で元気なこと。つつがないこと。また、そのさま。
④なすべき事がないこと。ひまな状態。
⑤何もしないこと。
【語源・由来】
「無」は「存在しない。…がない。」
「事」は「ことがら。できごと。」
【類義語】
息災、平穏、無傷、安泰、安全
【対義語】
有事、多事
無事(ぶじ)の使い方
健太くん。茅の輪くぐりに行きましょうよ。
茅の輪くぐりって何?
一年の前半の無事に対する感謝と後半の無事を祈るための神事よ。
いいね。無事を祈りに行こう。
無事(ぶじ)の例文
- 航海の無事を祈ります。
- 無事にお過ごしと存じます。
- 手術が無事に終わった。
- 定年まで無事に勤め上げた。
- 事故に遭った子の無事を祈る。
「無事」と「安全」「大丈夫」の違いは?
「無事」に似てる語に「安全(あんぜん)」「大丈夫(だいじょうぶ)」があります。
「無事」と「安全」の違いは?
「安全」は、「危険がなく安心なこと。傷病などの生命にかかわる心配、物の盗難・破損などの心配のないこと。また、そのさま。」をいいます。
「無事」も「安全」も、安らかでつつがないことをいいます。
しかし「無事」は、生活などに波瀾がないさまをいいます。
特に、病気や怪我など、事故がないまま過ごすさまをいいます。
対して「安全」は、体や物事が危害、損傷、損害などを受ける心配がないことをいいます。
「無事」と「大丈夫」の違いは?
「大丈夫」は、
①「だいじょうふ(大丈夫)」りっぱな男子。ますらお。偉丈夫。
②あぶなげがなく安心できるさま。強くてしっかりしているさま。
③まちがいがなくて確かなさま。
という意味です。
「無事」は、生活などに波瀾がないさまをいいます。
特に、病気や怪我など、事故がないまま過ごすさまをいいます。
対して「大丈夫」は、危険や万一の心配がなく確かなさまをいいます。