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「普通」の意味と使い方や例文!「普通に美味しい」とは?失礼になる?(類義語・対義語)

【二字熟語】
普通

【読み方】
ふつう

【意味】
(副詞的にも用いる)
①ひろく一般的であること。多くにあてはまること。
②どこにでも見受けられ、他と特に変わらないこと。

【語源・由来】
「普」は「全体に行き渡る。全体にわたって。」
「通」は「広くゆきわたる。一般に行われている。」

【類義語】
通常

普通(ふつう)の使い方

ともこ
健太くんの家はどんな家?
健太
普通の家庭だよ。
ともこ
普通って何?
健太
家庭内暴力とか問題があるわけではなく、年収、家族構成、家の大きさとかが平均的ってことだよ。

普通(ふつう)の例文

  1. 普通6時に起きる。
  2. 背丈は普通より高い。
  3. その辺に普通に見られる植物です。
  4. それはごく普通の考え方だと思います。
  5. 普通とは違った印象です。

「普通に美味しい」とは?

2000年頃から、若者の間で「普通に美味しい」という表現が使われるようになりました。

普通に美味しい」は、「当たり前に美味しい」「予想外に美味しい」という意味で食べ物を口にした時にいいます。

普通」は、一般的に「平均的、一般的」という意味で用いられます。

今までは、ニュートラルな意味合いやマイナスのニュアンスを伴って使われてきました。

しかし、今の若者は「普通」をプラスの意味にとらえて「普通にかわいい」「普通に美味しい」というように使います。

失礼にあたる?

若者がよく使う「普通に美味しい」という表現は、平成の前半より上の世代には違和感があり、せっかく作ったご飯に対して「普通に美味しい」とはけしからん、おごってやったのに「普通に美味しかった」とは失礼だと考える人が多いです。

若い世代でも違和感を感じる方はゼロではないので、「普通に美味しい」を使うのは仲間内だけにした方が無難だと考えられます。