【二字熟語】
憮然
【読み方】
ぶぜん
【意味】
①意外なことに驚き、あっけにとられるさま。
②失望・落胆して、どうすることもできずぼんやりするさま。
③辞書によっては、不機嫌・不興なさまも記載されている。

「憮然」は、思いがけないことに驚いたり、失望してぼんやりしたりする様子を表す言葉だよ。

思いどおりにならず、しばらく言葉が出ない場面にも使えるんだニャ。
【語源・由来】
「憮」は「失望する・あっけにとられる」、「然」は状態を表す言葉をつくる漢字です。失望や落胆のあまり、ぼんやりする様子などを表します。
【類義語】
呆然、茫然、落胆、失望(使い方には違いがあります)
【対義語】
決まった一語の対義語はありません。「意気揚々」「喜びに満ちた様子」などが、文脈によって対照的に使われます。
「憮然」の意味と文化庁の国語調査
「憮然」は、もともと意外なことに驚き、または失望してぼんやりする様子を表す言葉です。
文化庁の平成30年度「国語に関する世論調査」(2019年公表)では、「憮然として立ち去った」の意味として「失望してぼんやりとしている様子」を選んだ人が28.1%、「腹を立てている様子」を選んだ人が56.7%でした。これは平成30年度の回答結果であり、現在の使用率や誤用率を示す数字ではありません。
一方、国語辞典の中には「不機嫌なさま」「不興なさま」という意味も採録しているものがあります。したがって、怒りや不満を帯びた用法をすべて一律に誤用と決めつけるのは正確ではありません。
意味が伝わりにくい場合は、「失望して言葉を失った」「不機嫌そうな顔をした」など、表したい状態を具体的に書くと誤解を減らせます。

「腹を立てている」と答えた56.7%は平成30年度の調査結果で、現在の誤用率ではないんだよ。

不機嫌な様子を意味に挙げる辞書もあるから、文脈に合わせて読み取りたいニャ。
憮然(ぶぜん)の使い方

作品が校内展示に選ばれなかったと聞いたけれど、大丈夫?

うん。自信があったから、少しがっかりしているんだ。

しばらく憮然とした表情だったものね。

次はもっと工夫して、また挑戦してみるよ。
憮然(ぶぜん)の例文
- 期待していた結果が得られず、憮然としてうつむいた。
- 憮然として立ちつくす。
- 突然の知らせに、しばらく憮然としていた。
- 憮然として立ち去る。
- 努力を認めてもらえず、彼は憮然たる面持ちで座っていた。

















