【二字熟語】
忠恕
【読み方】
ちゅうじょ
【意味】
自分の良心に忠実であることと、他人に対する思いやりが深いこと。
【語源・由来】
「忠」は「真心。誠意を尽くすこと。まじめ。」
「恕」は「おもいやり。いつくしみ。また、おもいやる。」
【類義語】
寛容、寛恕、恕、思い遣り、真心、真摯
【対義語】
狭量、厳格、邪心
忠恕(ちゅうじょ)の使い方
忠恕の心を育てるためには何が必要かな。
大人が示すしかないわね。
自己中心的な大人が増えているからダメだね。
あきらめないで私たち若者世代が、次の世代に忠恕の心を伝えていきましょうよ。
忠恕(ちゅうじょ)の例文
- 仁を実現し忠恕を行いさえすれば、人生において何の恐れも不安もない。
- わが校は、日常的生活実践としての忠恕を重視しています。
- 見知らぬ人に対しても忠恕の念をいだく優しい子だ。
- 仁義忠恕を心がけています。
- ボランティアを通して忠恕の心をはぐくむ。
「忠恕の心」とは?
「忠恕」を用いた語に「忠恕の心」があります。
「忠恕の心」は、自分の良心に忠実で、他人に対する思いやりが深い心をいいます。
「忠恕の心を大切にする。」「忠恕の心は学校教育において大変重要な精神です。」というように、経営理念や教育現場で使われることが多いです。
新しい一万円札の肖像になる実業家「渋沢栄一」は、精神の根本に「忠恕の心」を抱き、社会福祉・国際親善等に尽くしたことで知られています。