読み方で悩みやすい漢字の一つに、「大蛇」があります。
Q「大蛇」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?
次の3択から選んでみて下さい。
大蛇の読み方
- 「だいじゃ」
- 「おろち」
- 「だいじゃ」と「おろち」両方とも
このページでは、悩みやすい「大蛇」の読み方や意味について詳しく解説していきます。
「大蛇」の読み方は、「だいじゃ」?「おろち」?
大蛇の正しい読み方は、「だいじゃ」「おろち」どちらなのでしょうか。どちらも聞いたことがあるかもしれませんね。
「大」の音読みには「ダイ」「タイ」があり、訓読みには「おお」「おお(きい)」などがあります。一方、「蛇」の音読みには「ジャ」「ダ」などがあり、訓読みには「へび」があります。
「おろち」と読む漢字がありませんね。
しかし、大蛇の読み方は「だいじゃ」「おろち」のどちらを使っても間違いではありません。つまり、どちらも正しい読み方ということになります。
正解は、③の「だいじゃ」と「おろち」の両方です。
広辞苑には「だいじゃ」「おろち」の両方の項目があります。
「大蛇」の意味は、「だいじゃ」も「おろち」も同じ
「大」には「おおきい」の意味があります。一方、「蛇」には「へび」「ヘビ目に属する爬虫類の総称」の意味があります。
大蛇の意味は「大きなへび」「うわばみ」です。
広辞苑の「おろち」の項目には「オは『峰』、ロは接尾語、チは霊威あるものの意」とあります。
大蛇を用いた例文には「大蛇の伝説が残る」「八岐大蛇(やまたのおろち)」があります。
古事記や日本書紀に登場する八岐大蛇の「大蛇」は「だいじゃ」ではなく「おろち」と読みます(古事記では「八俣遠呂智」と表記)。
まとめ
- 大蛇の読み方は、「だいじゃ」「おろち」のどちらも正しい。
- 大蛇は「大きなへび」を意味する。
- 八岐大蛇の「大蛇」は「おろち」と読む。