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「不憫」の意味と使い方や例文!「不躾」との違いは?(語源由来・類義語)

【二字熟語】
不憫

「不愍」とも書く。

【読み方】
ふびん

【意味】
①かわいそうなこと。あわれむべきこと。また、そのさま。
②都合が悪いこと。また、そのさま。
③かわいがること。また、そのさま。

【語源・由来】
「憫」は「気の毒に思う。あわれむ。」

【類義語】
気の毒、可哀相、哀れ、痛痛しい、痛ましい

不憫(ふびん)の使い方

ともこ
あの犬は捨てられたのかしら。
健太
やせて汚れてしまって不憫だな。
ともこ
あら。首輪をしているわね。
健太
迷子だね。飼い主を探してあげよう。

不憫(ふびん)の例文

  1. 私が死んだ後の妻が不憫に思われる。
  2. 家族を亡くした健太くんを不憫に思っていた。
  3. 不憫な子に奨学金を出すことにした。
  4. 一生結婚をしないのは不憫だと思われがちだ。
  5. 不憫に見えたようで慰められた。

「不憫」と「不躾」の違いは?

不憫」に似ている語に「不躾(ぶしつけ)」があります。

不躾」は「不仕付け」とも書き、「礼を欠くこと。無作法なこと。また、そのさま。無礼。」という意味です。(例:不躾な質問。)

不躾」の類義語は、失礼、失敬、無礼、無作法です。
不憫」は憐れむこと、都合が悪い、かわいがることをいう語なので意味が異なります。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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