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「概算」の意味と使い方や例文!「概算を出す」とは?(類義語・対義語)

概算の読み方・意味とは?(類義語・対義語)

意味

【二字熟語】
概算

【読み方】
がいさん

【意味】
おおよその見積もり。あらましの計算。

二字熟語の博士
「概算」という言葉は、大体の数や金額を計算することを指しているんだよ。

正確な数ではなく、ざっくりとした数字を求める時に使うんだ。

助手ねこ
ああ、それは「正確やないけど、だいたいどれくらいかな~」って考える時に使う言葉やな。

例えば、お祭りに来る人の数や、お小遣いで何を買えるか、そんなのをざっと計算する時に使うんやな。完璧やないけど、大体のイメージをつかむための数字のことやな。

【語源・由来】
「概」は「ならして一様にする。全体をならして扱うこと。大体。あらまし。」
「算」は「かぞえる。かぞえること。」

【類義語】
通算

【対義語】
精算

概算(がいさん)の解説

カンタン!解説
解説

「概算」っていう言葉は、ちょっとざっくりとした、詳しくない計算を指すんだよ。

たとえば、友達と遊びに行く予定があって、その時にかかるお金を大体計算するとき、正確な金額まで計算するのは難しいかもしれないよね。そんな時に、「おやつ代に1000円、入場料に500円、交通費に600円…」などと大体の金額を足し合わせて、全体でどれくらいのお金が必要かを考えることを「概算する」というんだ。

「経費を概算する」では、ビジネスの場面や家計を考えるときに、これからかかるお金を大まかに計算することを指しているよ。たとえば、会社で新しいプロジェクトを始める時に、どれくらいの費用がかかるかをざっと計算することとかね。

要するに、「概算」は、正確ではないけど、全体的なイメージや方向性をつかむための計算をするときに使う言葉なんだよ。

概算(がいさん)の使い方

ともこ
道に迷ったわね。
健太
方位磁石がないし困ったね。
ともこ
太陽や星の配置から方位を概算することができるのよ。
健太
その方法があったか。下山することができるかもしれないぞ。

概算(がいさん)の例文

例文
  1. だれも正確に数えた者はいないので、概算は人によってさまざまである。(ヘミングウェー、危険な夏)
  2. 川の長さを議論するときは概算が用いられることが多いです。
  3. 個人のカーボンフットプリントを計算し、温室効果ガス排出量の概算を知ることができるツールが数多くある。
  4. ナチスに殺されたユダヤ人は、400万人と概算されている。
  5. 概算によると、10日間は買い物に行かなくても何とかなるだろう。

概算の文学作品などの用例

  1. ・・・には決して出来ない。概算一万三千種の書目を作るは十人のタイピスト・・・ 内田魯庵灰燼十万巻

「概算を出す」とは?

概算」を用いた表現の一つに「概算を出す(がいさんをだす)」があります。

概算を出す」とは、おおよその見積もりを出す、おおよその計算をするという意味です。

二字熟語の博士
「概算を出す」という表現は、正確な数字ではなく、大体の数や計算を示す時に使う言葉なんだよ。
助手ねこ
ああ、わかるわ。それは「ぴったりの数字じゃなくて、ざっくりとした数字を出す」ってことやな。

つまり、完璧な答えを求めずに、だいたいこんなもんやろって感じで計算するときに使うんやな。

【例文】

  1. 地球から月までの距離の概算を出す
  2. 必要経費の概算を出しておいてください。