外道の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
外道
【読み方】
げどう
【意味】
①仏語。仏教の信者からみて、仏教以外の教え。また、それを信じる者。
②道理に背く考え。また、その考えをもつ者。邪道。
③災いをなすもの。悪魔。また、邪悪な相をした仮面。
④心のひねくれた人、邪悪な人をののしっていう語。
⑤釣りで、目的と違った魚が釣れたとき、その魚のこと。
それに、ちょっと怖い感じの悪魔や仮面の話にも出てくるし、性格が悪くて人を困らせるような人にも使うんやろ?釣りの話も面白いな。狙ってた魚とはちゃう魚が釣れたら、そいつも外道って言うんやな。まぁ、どんな場合でも、ちょっとしたズレや違和感、悪い意味合いを持ってることが多い言葉やな。
【語源・由来】
「外」は「正統からはずれていること。」
「道」は「人の守るべきみち。物事のみちすじ。」
【類義語】
悪道、非道、残虐、悪人、悪童、悪魔、異教、邪教、邪宗、邪法
【対義語】
王道、内道
外道(げどう)の解説
「外道」という言葉は、いろいろな意味があるんだよ。
まず、「外道」とは、仏教で使われる言葉で、仏教以外の教えや、その教えを信じる人のことを言うんだ。仏教の信者から見たら、仏教以外の宗教は「外」の教えだから、そう呼ばれているんだよ。ちなみに、仏教の中の教えは「内道」というんだけど、それと反対の意味が「外道」なんだ。
次に、道理や正しい考え方に反するような考えや、そういう考えを持つ人のことも指すんだよ。つまり、間違ったり、いけないことを考える人のことを「外道」と言うことがあるんだ。またね、「邪道」とも言われるんだよ。
それから、「災いをなすもの」や「悪魔」のような意味もあるんだ。また、邪悪な顔をした仮面のことを指すこともあって、「外道の面」という言い方をすることもあるよ。
さらに、「心がひねくれている人」や「邪悪な人」をののしるときに「外道」と言うこともあるんだ。たとえば、「もっともっと恥かしい、堕落した、外道のやり口よ」〈葉山・海に生くる人々〉という文章のように、本当に良くないことをしている人やその行動を非難するときに使ったりもするよ。
最後に、「外道」という言葉は、釣りで使われることもあって、釣りをしていて目的と違う魚が釣れたときに、その魚のことを「外道」と呼ぶんだよ。
だから、「外道」という言葉は、仏教の外の教え、間違った考えを持つ人、悪魔や邪悪なもの、心がひねくれた人、そして釣りで予期せぬ魚が釣れたときに使う言葉、といういろいろな意味があるんだね。
外道(げどう)の使い方
外道(げどう)の例文
- 外道が政治を執り行うこの国はもう駄目だ。
- その宗派は外道とされ弾圧された。
- それは外道のすることだ。
- この外道めが。
- ドーピングは外道のすることで、スポーツ界から追放するべきだ。
外道の文学作品などの用例
-
・・・ういう自分のいわゆる外道的鑑賞眼を喜ばすものは極めて稀であった。・・・ 寺田寅彦「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
「腐れ外道」とは?
「外道」を用いた表現の一つに「腐れ外道(くされげどう)」があります。
「腐れ外道」の「腐れ」は接頭語で、名詞に付いてあざけりののしる意を表します。
「腐れ外道」は、人間として歩むべき道を外れたものをののしる表現です。
社会のルールや道徳に反して、許されないことをしている人に向けて使われるんだよ。
みんなが守ってるルールや、みんなが「これはアカンやろ」と思ってることを平気でやってのけるような、ホンマにやばい奴らに使うんやろな。人としての道をスッカリ外れてる、そんな感じか。
さらに、災いをもたらすような悪魔のような存在や、邪悪な顔つきの仮面を指すこともあるし、心がひねくれた悪い人を指して使われることもある。そして、釣りをするときに、目当てじゃない魚が釣れた場合、その魚を指して使われることもあるんだよ。