激昂の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
激昂
【読み方】
げきこう
【意味】
感情がひどく高ぶること。ひどく怒ること。げっこう。
人間って、感情が高ぶると大声出したり、激しく動いたりするもんな。これは、怒りがすごくなってる時を表す言葉やな。
【語源・由来】
「激」は、「強く勢い立たせる。感情を突き動かす。」
「昂」は、「感情がたかぶる。」
【類義語】
激怒、憤怒
【対義語】
冷静
激昂(げきこう/げっこう)の解説
「激昂」という言葉はね、すごく怒ったり、感情がとても強くなることを意味するんだよ。普通に怒るよりも、もっと強くて、大きな怒りのことなんだ。
たとえば、「激昂して机を叩く」っていうのがあるけど、これはすごく怒って、その怒りで机を叩くほどの強い感情を示しているんだ。普通にイライラするのとは違って、本当に大きな怒りがある時に使う言葉なんだよ。
また、「それがためにお角さんの激昂が一層、煽あおられていると見なければならぬ」〈中里介山・大菩薩峠〉という文章は、お角さんという人がもともと怒っていたけど、何かのせいでさらにその怒りが強くなってしまった、という意味を持っているんだ。
ちなみに、「激昂」は、「げきこう」とも「げっこう」とも読めるんだけど、どちらにしても、とても強い怒りや感情のことを言っているんだよ。
だから、「激昂」という言葉は、人がすごく怒っている状態や、感情がとても高まっているときに使うんだね。
激昂(げきこう/げっこう)の使い方
激昂(げきこう/げっこう)の例文
- 激昂して机を蹴とばした。
- 激昂したサポーターが選手が乗ったバスを取り囲んだ。
- ともこちゃんは侮辱されて激昂した。
- 健太くんは、自分の意見に賛同しない連中に激昂した。
- その一言に激昂した健太くんは、彼に殴りかかった。
激昂の文学作品などの用例
「激昂」と「激高」「激怒」の違いを解説
「激昂」に似ている語に「激高(げきこう)」と「激怒(げきど)」があります。
「激昂」と「激高」の違い
「激高」の「高」は「激昂」の「昂」の代用字です。
代用字とは、代用漢字ともいい、常用漢字表にない漢字で書くべき語を、表内の同音の漢字に置き換えて書き表すときに用いる漢字のことをいいます。
なので、「激昂」と「激高」は、同じ意味、同じ読み方です。
また、「激高」の「高」という字は、実は「激昂」の「昂」と同じ音で、違う字を使って表しているんだ。これを「代用字」と言って、普段使う漢字の表にない漢字を、読みが同じで表にある別の漢字で書くことを言うんだよ。
ほんで、「代用字」ってのは、普段使わへん漢字の代わりに、読み方が同じでよく使う漢字を使うってことやね。へぇ~、漢字にもそんな工夫があるんやな。勉強になるわ~。
「激昂」と「激怒」の違い
「激怒」は「はげしく怒ること。また、その怒り。」をいいます。
「激昂」も「激怒」も激しく怒ることいいます。
しかし、「激昂」には「感情がひどく高ぶる」という意味がありますが、「激怒」にはない点が違います。
「激昂」は、激しい怒りに加えて、興奮しているさまをいいます。対して「激怒」は、激しい怒りをいいます。
それに対して、「激怒」とは、非常に激しく怒ることを指す言葉だよ。怒りの程度が非常に強いことを意味しているんだ。
一方で、「激怒」は、簡単に言うと、めちゃくちゃ怒ってる状態やな。怒りのレベルがものすごく高いってことや。どっちもすごい怒りやけど、ちょっと違うニュアンスがあるんやな。
特に、とても怒ることを指す言葉だよ。心が大きく揺れ動いて、怒りが爆発するような状態を表しているんだ。