姉妹サイト「ことわざ・慣用句の百科事典」はこちら

「勃興」の意味と使い方や例文!「勃興期」と「黎明期」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
勃興

【読み方】
ぼっこう

【意味】
急に勢いが強くなること。勃然としておこること。

【語源・由来】
「勃」は「物事が急に起こる。」
「興」は「勢いが盛んになる。おこる。おこす。」

【類義語】
繁栄、隆盛

【対義語】
凋落、没落、衰滅、衰亡

勃興(ぼっこう)の使い方

ともこ
今日の社会の授業は何を習ったの?
健太
18世紀には農村工業として問屋制家内工業が各地に勃興したっていう話を聞いたよ。
ともこ
工程ごとの分業が可能になったことで生産性がアップしたのよね。
健太
こういうことを最初に考えた人は頭がいいよね。

勃興(ぼっこう)の例文

  1. 民族独立運動が勃興する。
  2. 新勢力が勃興しつつある。
  3. その頃武士階級が勃興し始めました。
  4. テレビ勃興時代から活躍している俳優です。
  5. 武士団の勃興に伴い、家畜は馬が中心となっていった。

「勃興期」と「黎明期」との違いは?

勃興」を用いた語に「勃興期」があります。

勃興期」は「国などが興り、勢力を拡大していく時期。」という意味です。

その「勃興期」に似ている語に「黎明期(れいめいき)」があります。

黎明期」は「輝かしい次の時代への始まりの時期。」という意味です。

黎明期(れいめいき)」の「黎明」はよあけという意味で、物事の始まりを意味します。

対して「勃興」は、急に勢力を増して栄えることをいう言葉で、「勃興期」は、新しく興った国や会社などが、勢いを得て盛んになっていることをいうので意味が違います。