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「元凶」の意味と使い方や例文!読み方は「がんきょう」「げんきょう」?(類義語・対義語)

元凶の読み方・意味とは?(類義語・対義語)

意味

【二字熟語】
元凶

「元兇」とも書く。

【読み方】
げんきょう

【意味】
悪党の中心人物。悪者のかしら。転じて、諸悪の根源。

二字熟語の博士
「元凶」という言葉は、もともとは悪事を働く人々の中でも、中心にいる大事な人を指していたんだ。

そこから言葉の意味が広がって、いろんな悪いことや問題の一番の原因、すなわち諸悪の根源を指すようになったんだよ。

助手ねこ
へえ、そうなんや。「元凶」ってのは、元々は悪者のボスを指してたんやな。

けど、それがちょっと変わってきて、今では「問題の根っこ」みたいな意味でも使われるんやな。まあ、問題の種をまく人、って感じか。

【語源・由来】
「元」は「物事のもと。根本。」
「凶」は「わざわい。運がわるい。」

【類義語】
原因、問題、禍根、根源

【対義語】
他人事

元凶(げんきょう)の解説

カンタン!解説
解説

「元凶」という言葉はね、問題やトラブルの一番の原因となる人や物のことを指すんだよ。

この言葉はね、もともと、悪事を起こす人たちの中で一番中心にいる人、つまり、リーダーを指していたんだ。そしてそこから意味が広がって、様々な問題やトラブルの最も大きな原因、つまりそれら全ての始まりとなる人や物を意味するようになったんだよ。

たとえば、「汚職事件の元凶」という言葉を使うときは、その汚職事件を起こした、一番悪い影響を与えた人のことを言っているんだ。また、「恐怖の元凶」というときは、その恐怖を引き起こした一番の原因となる人や物のことを指しているんだよ。

ちなみに、この「元凶」という言葉は、「元兇」とも書くことがあるよ。どちらも同じ意味で使われるんだ。

だから、「元凶」という言葉は、もともと悪党の中心人物、悪者のかしらを意味していたけれど、今では諸悪の根源、すなわち、問題や悪事の最も大きな原因となるものを指しているんだね。

元凶(げんきょう)の使い方

健太
この夏の暑さは、環境破壊が元凶だって言われているよね。
ともこ
つまり、環境破壊をしている人間が元凶なのよね。
健太
そして元凶である人間が苦しんでいる。
ともこ
動植物も苦しんでいるわよ。元凶である私たちが何とかしないとね。

元凶(げんきょう)の例文

例文
  1. 公害の元凶とされる工場を調査する。
  2. 煙草は火災と環境汚染の元凶です。
  3. 彼が今回の不祥事の元凶です。
  4. そのシステムが格差社会の元凶の一つです。
  5. ストレスが胃痛の元凶だった。

読み方は「がんきょう」「げんきょう」?

元凶」は「げんきょう」と読みます。

元凶」の「」は、「もと」「げん」「がん」と読むことができます。

しかし、「元凶」は「げんきょう」と読むのが正しく、「がんきょう」は間違いです。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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