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「敬重」の意味と使い方や例文!「尊重」との違いは?(類義語・対義語)

敬重の読み方・意味とは?(類義語・対義語)

意味

【二字熟語】
敬重

【読み方】
けいちょう

【意味】
うやまい重んずること。尊重。

二字熟語の博士
「敬重」という言葉は、人や物事を大切に思い、尊敬の気持ちを持つことを意味しているんだよ。

これは、他人を重んじること、つまり、他の人を大事にすることを表しているんだ。

助手ねこ
へぇ〜、なるほどな。つまり、「人を大事にし、尊敬すること」が「敬重」ってわけやな。

人を尊ぶってことは、相手を大事に思うってことやんな。これは、みんながお互いを思いやる大切さを教えてくれてる言葉やね。

【語源・由来】
「敬」は、「身を引き締めてうやうやしくする。うやまう。」
「重」は、「おもんじる。たいせつにする。」

【類義語】
尊重、重視

【対義語】
愚弄、軽視

敬重(けいちょう)の解説

カンタン!解説
解説

「敬重」という言葉はね、人やものを大切にして、尊敬するという意味なんだ。これは、誰かをとても尊重して、その人のことを重んじる、つまり、大事に思うことを言っているんだよ。

たとえばね、「敬重すべき人物」っていうのは、とても尊敬するべき人、つまり、私たちが尊敬して、見習うべき人のことを指しているんだ。これは、その人がすごいことをしたり、素晴らしい性格を持っていたりして、私たちがその人を見て「すごいな」と思うような人のことなんだよ。

また、「自分は「静処の人」となって「帝釈諸天(たいしゃくしょてん)の共に敬重する所」とならんことを希ねがうのである」〈倉田百三・愛と認識との出発〉と言う文章は「自分も静かな場所にいる人、つまり穏やかな心を持った人になって、帝釈天(インド神話の神様の一人)や他の神様たちと同じように、尊敬されるような存在になりたい」という願いを表しているんだ。

だから、「敬重」という言葉は、ただ好きだとか尊敬するというよりも、もっと深い尊敬と重んじる気持ちを表しているんだよ。

敬重(けいちょう)の使い方

健太
首相は何かとあの議員を敬重しているよね。
ともこ
何ででしょうね。ぱっとしないのに。
健太
由緒正しい三世議員とか?
ともこ
あり得るわね。先代からの恩義を感じて敬重しているのかもね。

敬重(けいちょう)の例文

例文
  1. かつては大いに敬重し合った。
  2. ともこちゃんは敬重すべき人格だ。
  3. 健太くんに恩があるので、彼は健太くんを敬重した。
  4. わが身を顧みず忠誠を尽くしたので、敬重された。
  5. 心から敬重し服従している。

敬重の文学作品などの用例

  1. ・・・は乃公の学問を一向に敬重せず、よごれ物を洗濯させたり、庭石を運ば・・・ 太宰治竹青

「敬重」と「尊重」の違いを解説

敬重」に似ている語に「尊重(そんちょう)」があります。

尊重」は、「価値あるもの、尊いものとして大切に扱うこと。」という意味です。

敬重」も「尊重」も、同じ意味です。

二字熟語の博士
「敬重」とは、人や物をとても大切にして、うやまい、重んじることを言うんだ。この言葉は、相手を尊ぶ気持ちが強く、深い敬意を表しているんだよ。

一方、「尊重」という言葉は、何かの価値を認めて、その存在を大事に扱うことを意味しているんだ。

助手ねこ
おお、なるほど!「敬重」っていうのは、めっちゃええ感じで相手をうやまって、リスペクトしとる感じやな。「すごいなあ、えらいなあ」と思ってる状態や。

そして、「尊重」は、何かを大切なものとして認めて、それをちゃんと扱うってことやね。たとえば、友達のアイデアを「ええね、それ!」って認めるみたいなもんか。両方とも何かを大切にするってことやね。

両語の違いは「」と「」の漢字ですが、「」も「」も「敬い大切にする。たっとぶ。」という意味なので同義語と言えます。