現存の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
現存
【読み方】
げんそん
【意味】
現在、実際にあること。現実に存在していること。
目で見て手で触れられるような、ほんまもんの存在を言うわけや。夢や妄想じゃなくて、ほんまにあるもののことを指してるんやな。
【語源・由来】
現実に存在している意。
【類義語】
存在、所在、既存
【対義語】
消失、焼失、潜在、幻想
現存(げんそん)の解説
「現存」という言葉はね、今、この時点で実際にあるっていう意味なんだよ。つまり、目の前に見えるように、本当に存在していることを指しているんだ。
たとえば、「現存する最古の文献」というのは、今も残っていて、私たちが見ることができる一番古い文書のことを言っているんだ。この言葉は、過去に作られたけれども、時間がたった今でも残っている、そして私たちが学ぶことができる文書が存在しているっていうことを示しているんだよ。
また、「現存組織」というのは、今この瞬間にも活動している、実際に働いている団体や組織のことを指しているんだ。例えば、学校のクラブ活動や、会社など、今も動いている組織のことを言うんだよ。
ちなみに、「現存」は「げんそん」と読むけれど、「げんぞん」と読むこともあるんだよ。どちらも同じ意味で使われていて、今、実際にあることや、現実に存在していることを強調しているんだ。
だから、「現存」という言葉は、私たちの周りにあるもので、今も存在し続けているもの、つまり「今ある」ということを伝えている言葉なんだね。
現存(げんそん)の使い方
現存(げんそん)の例文
- これは現存する最古の漢詩集です。
- 法隆寺は、現存する世界最古の木造建築として注目を集める。
- その作家の自筆原稿は、焼失して現存していない。
- 現存する言語の多くが将来消滅する恐れがあるという。
- 現存する最大の小判だ。
現存の文学作品などの用例
-
・・・れはどうも実際社会に現存して居る人物の悪者を極端まで誇張して書い・・・ 幸田露伴「馬琴の小説とその当時の実社会」
「現存」と「既存」の違いを解説
「現存」に似ている語に「既存(きそん)」があります。
「既存」は、以前から存在することという意味です。
「現存」は、現実に在ること、「既存」は、以前から在ることをいうので意味が違います。
一方、「既存」とは、以前からあるもの、つまり既に存在していたものを表しているよ。これは、新しく作られたものではなく、すでにある状態や物事を指す言葉なんだ。
それに対して、「既存」は、「これ、昔からあるねんで!」ってことやな。新しいものじゃなくて、前からずっとあるもんを指す言葉やね。ええか、新しいかどうかじゃなくて、今あるか、昔からあるかの違いやで!
目の前にある、触れられる、見えるものが「現存している」ということなんだ。