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「所存」の意味と使い方や例文!「所存でございます」とは?二重敬語になる?(類義語)

【二字熟語】
所存

【読み方】
しょぞん

【意味】
心中に思うところ。おもわく。考え。

改まった言い方や書簡文などの用いる。

【語源・由来】
「所」は「…するところの。…するもの。動作・作用の内容を示す。」
「存」は「ぞんじる。思う。考える。心得る。」

【類義語】
感想、所感、所懐

「所存でございます」とは?

所存」は主に、「所存でございます」という形でビジネスの場面で使われます。

所存でございます」は、考えという意味の「所存」に(「てー」「でー」「にー」の形で、また形容詞連用形のウ音便に付いて)補助動詞「ある」を丁重かつ丁寧にいう語である「ございます」をつけた語です。

~したいと思っています」という意味です。

自分自身に使う言葉で、相手や第三者には使いません。

二重敬語になる?

所存」が謙譲語であるため、「所存でございます」は二重敬語と言われることがあります。

しかし「所存でございます」は、自らをへりくだるのを強調するために丁寧語「ございます」を合わせた語なので、二重敬語に該当しません

「ご所存でございます」というように「」をつけると、二重敬語になるので注意しましょう。

所存(しょぞん)の使い方

ともこ
健太くん。空手部の部長になったんですってね。
健太
そうなんだ。伝統ある空手部が今後さらなる発展を遂げるよう、誠心誠意努力していく所存です。
ともこ
がんばってね。
健太
うん。がんばるよ。

所存(しょぞん)の例文

  1. より一層努力をしてまいる所存であります。
  2. 会社の発展のために全力を尽くす所存です。
  3. 所存を残さず申すべし。
  4. 明日にでも参上する所存です。
  5. 必ず御厚誼にお報いする所存です。