減衰の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
減衰
【読み方】
げんすい
【意味】
しだいに減っていくこと。
ちょこっとずつ力が弱まったり、数が減ったりすることを指すんやね。少しずつ影が薄くなっていくみたいな感じか。
【語源・由来】
「減」は「へる。へらす」
「衰」は「衰える。勢いが弱くなる。」
【類義語】
衰微、衰退、萎靡
【対義語】
増殖、増幅
減衰(げんすい)の解説
「減衰」という言葉はね、だんだんと少なくなることや弱くなることを意味しているんだよ。
たとえばね、「音量の減衰」という言葉は、音がだんだんと小さくなっていくことを表しているんだ。例えば、音楽が流れているスピーカーから離れて歩いていくと、歩くたびにその音が小さくなって、遠くに行けば行くほどほとんど聞こえなくなるよね。これが「音量の減衰」っていう現象なんだ。これは、音が空気の中を移動するときにエネルギーを失うから起こるんだよ。
また、「減衰量」という言葉は、どれだけ減ったか、つまり弱くなったかを表す数字や量のことを言うんだ。たとえば、音の減衰量を測るときは、音がどれだけ小さくなったかを数値で示すんだよ。これは音だけじゃなくて、光や振動なども同じで、それらがどれくらい弱くなったかを示すときに使うんだ。
だから、「減衰」という言葉は、何かがだんだんと少なくなったり、弱くなったりすることを意味しているんだね。
減衰(げんすい)の使い方
減衰(げんすい)の例文
- 記憶は時間の経過とともに減衰していく。
- 誤差が減衰し、消滅する。
- 放射線量は減衰していく。
- テラヘルツ電磁波は大気中での減衰が大きい。
- ヘルメットが衝撃を減衰してくれる。
減衰の文学作品などの用例
「減衰」と「衰退」の違いを解説
「減衰」に似ている語に「衰退(すいたい)」があります。
「衰退」は、「勢いや活力が衰え弱まること。衰微。凋落 (ちょうらく) 。」という意味です。
「衰退」と「減衰」は、どちらも勢いが衰えるという意味です。
しかし、「減衰」は、主に、肉体的な衰えなどを表します。
対して、「衰退」は、「産業の衰退」のように、栄華を極めた文化や文明が衰えることをいう点が違います。
一方で、「衰退」は、物事の勢いや活力がだんだん失われていき、弱くなっていく様子を表す言葉だよ。勢いがなくなり、以前のような力や状態を保てなくなることを指すんだ。文化や文明、産業など、より広い範囲や抽象的な概念に使われることが多い言葉だね。
それに対して、「衰退」は、元気やパワーがどんどんなくなって、昔みたいな元気さや強さがもうないって状態やな。昔はバリバリやってた産業が今はさみしいぐらい静かになったり、すごかった文明が今は昔の話になってるみたいな感じか。同じ「減る」でも、その背景や意味が全然違うんやね。
時間が経つにつれて、強さや量が徐々に少なくなることを表す言葉なんだ。