【二字熟語】
変革
【読み方】
へんかく
【意味】
変えて新しいものにすること。また、変わって新しいものになること。改革。
【語源・由来】
「変」は「それまでとは別の状態になる。かわる。かえる。」
「革」は「たるんでだめになったものを建て直す。あらためる。」
【類義語】
改革、改変
【対義語】
因循、単調、踏襲
変革(へんかく)の使い方
ここ数年、生活様式の変革が求められたね。
感染症の蔓延で変革せざるを得なかったわよね。
感染症が収束したら、変革する前に戻るのかな。
変革してよかった点は、引き続き変えずにやっていきたいわよね。
変革(へんかく)の例文
- 既存の制度を変革する。
- 大きな変革をもたらす。
- 変革を迫られる。
- 社会的な大変革が起こった。
- 社会変革を求めて世論に訴える。
「変革」と「変化 」「改革」「革新」との違いは?
「変革」に似ている語に「変化 (へんか)」「改革(かいかく)」「革新(かくしん)」があります。
「変革」と「変化」の違いは?
「変化」は、
①ある状態や性質などが他の状態や性質に変わること。
②文法で、単語の語形が人称・数・格などに応じて変わること。
という意味です。
「変革」は、変え改めることをいいます。
対して「変化」は、時間の経過、場所の移動などが原因で、ある性質や状態に以前とは違いが現れることをいうので意味が違います。
「変革」と「改革」の違いは?
「改革」は、従来の制度などを改めてよりよいものにすることという意味です。
「改革」も「変革」も、変え改めることをいいます。
しかし、「改革」は、制度や方法、機構など従来の制度の悪い点を改めより良いものに変えることをいいます。
対して「変革」は、「改革」よりも根本的で広範な、具体的にはつかめないようなものを変える場合に使われることが多いです。
「変革」と「革新」の違いは?
「革新」は、「旧来の制度・組織・方法・習慣などを改めて新しくすること。特に、政治では、現状を改革しようとする立場。」という意味です。
「革新」も「変革」は、変え改め新しくすることをいいます。
しかし、「変革」は、根本的で広範な、具体的にはつかめないようなものを変える場合に使われることが多いです。
対して「革新」は古い制度・習慣・方法などを新しく変えることをいいます。