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「変化」の意味と使い方や例文!「変遷」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
変化

【読み方】
へんか

【意味】
①ある状態や性質などが他の状態や性質に変わること。
②文法で、単語の語形が人称・数・格などに応じて変わること。

【語源・由来】
「変」は「それまでとは別の状態になる。かわる。かえる。」
「化」は「前と違った姿・状態になる。」

【類義語】
変換、変質

【対義語】
不変、単調、維持

変化(へんか)の使い方

健太
天気予報で、急激な天候の変化にご注意くださいって言っていたよ。
ともこ
さっきから雷鳴が聞こえるのよ。
健太
もうすぐ雷雨になりそうだね。
ともこ
雨が降る前に急いで帰らなくちゃ。

変化(へんか)の例文

  1. 変化に富む風景を楽しむ。
  2. 気温が変化する。
  3. 健太くんの態度に変化が生じた。
  4. 大きな変化を遂げた。
  5. 微妙な変化を見せる。

「変化」と「変遷」の違いは?

変化」に似ている語に「変遷(へんせん)」があります。

変遷」は、時の流れとともに移り変わることという意味です。

変化」は、時間の経過、場所の移動などが原因で、ある性質や状態に違いが現れることをいいます。対して「変遷」は、時の流れとともに物事や状態が移り変わることをいいます。

変化」も「変遷」も、時間の経過とともに変わることをいいますが、「変化」は、違いが生じた前後に注目した語で、「変化」の過程に注目していません。

しかし「変遷」は、「戦後の社会の変遷の記録」のように、「変化」を一連の流れとしてとらえ、「変化」の過程に注目している点が違います。