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「平身」の意味と使い方や例文!「平身低頭」とは?(類義語)

【二字熟語】
平身

【読み方】
へいしん

【意味】
身をかがめること。平伏すること。

【語源・由来】
「平」は「たいらにする。」
「身」は「人のからだ。」

【類義語】
平伏

平身(へいしん)の使い方

健太
平身低頭して詫びる店員の姿をYoutubeにアップしている人がいたよ。
ともこ
それはもう犯罪よね。
健太
もっとYoutubeを取り締まってほしいよね。
ともこ
今何とかしないと、10年後の日本は夢も希望もない治安の悪い国になるわ。

平身(へいしん)の例文

  1. お客様は神様で、サービス業はいつでも平身低頭という時代は終わった。
  2. この色の前に平身せざるものは、弾力なき護謨である。一個の人として世間に通用せぬ。(夏目漱石、虞美人草)
  3. 神罰を恐れ、神社に行き平身低頭して謝った。
  4. 社長が入って来たので、平身して拝礼した。
  5. 彼は福島の旦那様の前へでも出たように、まず平身低頭の態度をとった。(島崎藤村、夜明け前)

「平身低頭」とは?

平身」を用いた表現の一つに「平身低頭(へいしんていとう)」があります。

平身低頭」とは、「ひたすら恐縮すること。また、ひたすらあやまる形容。からだをかがめ頭を低く下げて、恐れ入る意から。」という意味です。

低頭」は頭を低く下げることをいいます。
相手に対して必要以上にへりくだっているようすを表すのに用いられることが多いです。
【類義語】
・三跪九叩(さんききゅうこう)
・三拝九拝(さんぱいきゅうはい)
・奴顔婢膝(どがんひしつ)

【対義語】
・傲岸不遜(ごうがんふそん)
・傲慢不遜(ごうまんふそん)

【例文】

  1. 平身低頭して銀行からお金を借りた。
  2. 彼は、平身低頭して謝罪の言葉を繰り返しました。