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「罷免」の意味と使い方や例文!「弾劾」「免職」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
罷免

【読み方】
ひめん

【意味】
職務をやめさせること。免職。

【語源・由来】
「罷」「免」ともに「やめさせる。」

【類義語】
つまり、いわば、言うなれば、要するに、俗に言う

罷免(ひめん)の使い方

健太
SNSでの発言をめぐって、問題の裁判官が罷免するかを決めるために訴追されているね。
ともこ
裁判官が裁判されるなんて恥ずかしい話ね。
健太
弾劾裁判所の判決が出るまでは職務停止らしいよ。
ともこ
長期化しそうね。

罷免(ひめん)の例文

  1. 汚職で大統領が罷免された。
  2. 内閣総理大臣は罷免権を持っている。
  3. 罪を犯して罷免された。
  4. 官職を罷免されてしまった。
  5. 失言で炎上した大臣を罷免する。

「罷免」と「弾劾」や「免職」の違いは?

罷免」に似た語に「弾劾」や「免職」があります。

弾劾」の意味は
①罪や不正をあばき責任を追及すること。きびしく人を攻撃すること。
②公務員の罷免手続きの一つ。

免職」の意味は
職を免ずること。職を解かれること。特に、公務員がその官職に在る地位を失うこと。

【三語の違い】

  • 罷免」・・・「職務をやめさせること」で、本人の意志に反してやめさせることをいいます。
  • 弾劾」・・・「責任を追及する」ことで、「弾劾裁判を行って罷免する」というように罷免手続きの一つをいいます。
  • 免職」・・・「職をやめさせる」という意味では「罷免」と同じですが、「免職」は「懲戒免職」や「論旨免職」のように、主に公職をやめさせることをいいます。