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「芳醇」の意味と使い方や例文!「芳醇な香り」は二重表現で間違い?(類義語・対義語)

【二字熟語】
芳醇

【読み方】
ほうじゅん

【意味】
香りが高く味のよいこと。また、そのさま。多く、酒にいう。

【語源・由来】
「芳」は「香りが発散する。よい香り。」
「醇」は「味の濃い酒。まじり気のない酒。」

【類義語】
リッチ、濃厚、芳純、コク、甘美

【対義語】
淡麗

芳醇(ほうじゅん)の使い方

健太
おばちゃんが作る梅酒は芳醇でお店に売っている物よりおいしいんだって。
ともこ
飲んでみたいわね。
健太
まだまだ飲めないね。
ともこ
二十歳になるころには、さらに熟成されて芳醇になっているわよ。

芳醇(ほうじゅん)の例文

  1. 今年のワインは芳醇だ。
  2. 果実の芳醇な香りがする。
  3. 芳醇な甘みが口いっぱいに広がる。
  4. 芳醇な美酒で国際的に評価されている。
  5. 芳醇な酒に酔いしれた。

「芳醇な香り」は二重表現で間違い?

芳醇」は「芳醇な香り」という表現で商品のパッケージで見かけることがあります。

これは厳密にいうと二重表現です。

芳醇」に「香りが高い」という意味があるため「香りが高い香り」という表現になってしまいます。

しかし、「芳醇な香り」は広く一般的に使われている他、辞書の用例にも「芳醇な香りがするワイン」と記載されているため間違いとは言い切れません。

不安なときは「芳醇なワイン」「芳醇な珈琲」という使い方をしましょう。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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