読み方で悩みやすい漢字の一つに、「一応」があります。
Q「一応」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか？
次の３択から選んでみて下さい。
一応の読み方
- 「いちおう」
- 「いちよう」
- 「いちおう」と「いちよう」両方とも
このページでは、悩みやすい「一応」の読み方や意味について詳しく解説していきます。
「一応」の読み方は、「いちおう」？「いちよう」？
一応の正しい読み方は、「いちおう」「いちよう」どちらなのでしょうか。どちらも聞いたことがあるかもしれませんね。
「応」の音読みは「オウ」です。
一応の読み方は「いちおう」であり、「いちよう」と読むのは間違いになります。
正解は、①の「いちおう」です。
一応を誤って「いちよう」と発音している人がいることから間違いやすく感じるかもしれませんが、「いちよう」の読み方をする熟語には「一様」などの別の言葉があります。
一方、広辞苑で「一応（いちおう）」を引くと「一往（いちおう）」の一つの項目へと導かれます。新明解国語辞典（第四版）の「一応（いちおう）」の項目には「（もと、一往）」とあり、本来は「一応」は「一往」と表記していたことがわかります。
「一応」の意味
一応の意味は「ひととおりの形式や手続きをととのえる」「とりあえず」です。
「一」には「ひとつにする」「すべて」「全部」の意味があります。また、「応」には「うけこたえる」「状況に合った動きをする」の意味があります。
一応を用いた例文には「一応調べおく」「一応決まった」があります。
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まとめ
- 一応の読み方は「いちおう」が正しい。
- 「いちよう」の読み方は間違い。
- 一応は「ひととおり」「とりあえず」を意味する。
