一律の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
一律
【読み方】
いちりつ
【意味】
①一つの音律。
②変化のない同じ調子。同一のやり方や扱い方。一様。
でも、普通に話す時は、全てが同じで、違いがない状態を言うことが多いみたいやな。これは、「皆同じ扱い」や「例外なし」っていう時に使えそうやな。
【語源・由来】
「一」は「ひとまとまり。」
「律」は「音楽の調子。」
【類義語】
一様、平等
【対義語】
都度
一律(いちりつ)の解説
「一律」っていう言葉は、色々な意味があるんだけど、基本的にはすべてが同じ、という意味があるよ。
最初の意味は、音楽の話で、同じ音律、つまり同じリズムやメロディーのことを指すんだ。
次に、物事が全て同じパターンで、変化がないことを表しているんだ。「一律な速度」なら、速度が全て同じで変わらないこと。「千篇一律」っていう言葉は、全てが同じで変化がないこと、つまり物事が全て同じパターンになっていて面白みがない、という意味だよ。
最後の意味は、全てが同じで、例外がないことを指すんだ。「両者を一律に扱う」なら、二つのものや人を全く同じように扱うこと。「一律に二割引きで売る」っていう場合は、全ての商品を同じ割合、つまり二割引きで売ること。「一律な料金」なら、料金が全て同じで変わらないことを表しているんだ。
だから、「一律」っていう言葉は、全てが同じで変わらないこと、または全てを同じように扱うことを表す表現なんだよ。
一律(いちりつ)の使い方
一律(いちりつ)の例文
- 給料を一律に上げる。
- 一律の速度を維持する。
- 会員に一律に適用される。
- 保険料が一律になった。
- 全国一律に適用されます。
一律の文学作品などの用例
「一律」と「均一」「一定」「一様」の違いを解説
「一律」に似ている語に「均一」「一定」「一様」があります。
「均一」「一定」「一様」の意味
「均一」・・・「すべてに通じて一様なこと。等しいこと。」
「一定」・・・
①一つに定まって変わらないこと。「一定の分量」「一定の収入」
②順序や方法などが決まっていること。「一定の書式」「一定の方針」
③ある傾向・状態に落ち着くこと。「一定した人気を保つ」「リスクは一定程度低下した」
「一様」・・・
①全部同じようすであること。また、そのさま。同様。「皆一様に神妙にしている」
②世間によくあること。ありふれていること。また、そのさま。普通。「尋常一様な行動とは思えない」
「一律」「均一」「一定」「一様」の違い
「一律」は、すべてを意図的に同じくすることをいいます。「一様」は、意図的ではなく、結果としてすべてが同じになることをいいます。
「一定」は、定まってかわらないことをいうので、「一律」「均一」「一様」とは意味が違います。
「均一」は、「百円均一」のように、「一様」と同じ意味がありますが、「一様」にある「世間によくあること。ありふれていること。」という意味が「均一」にはありません。
「一律」は、すべてが同じで、例外がない状態を表しているんだ。例えば、全員が同じ制服を着ている場合、「一律に制服を着ている」と言うことができるよ。
「均一」は、全体が平等で、どこも差がない状態を指すんだ。たとえば、全員が同じ量のケーキを食べる場合、「均一にケーキを分けた」と言うことができるよ。
「一定」は、何かが決まっていて変わらない状態を表しているんだ。例えば、毎日同じ時間に学校に行く場合、「一定の時間に学校に行く」と言うことができるよ。
「一様」は、全体が同じ状態であることを意味しているよ。例えば、全員が同じ速度で歩いている場合、「一様に歩く」と言うことができるんだ。
「均一」は、みんな平等やな。ケーキ、みんなで平等に分けたら、「均一にケーキを分けた」っていうんや。
「一定」は、何かがずっと変わらへん状態やな。毎日同じ時間に学校に行ったら、「一定の時間に学校に行く」って言うんやな。
そして、「一様」は、みんなが同じように何かをしてる状態やな。みんなが同じ速度で歩いたら、「一様に歩く」っていうんやな。これらの言葉、よく聞くけど、それぞれにちゃんと違う意味があるんやな。
しかし、もっと一般的には、全てが同じで変化がない、あるいは例外がない状態を指すことが多いんだ。