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「適応」の意味と使い方や例文!「対応」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
適応

【読み方】
てきおう

【意味】
①その場の状態・条件などによくあてはまること。
②生物が環境に応じて形態や生理的な性質、習性などを長年月の間に適するように変化させる現象。
③人間が、外部の環境に適するように行動や意識を変えていくこと。

【語源・由来】
「適」は「ぴったり当てはまる。かなう。」
「応」は「ふさわしい。つりあう。」

【類義語】
順応、対応、馴染む、適合

【対義語】
不敵、不適応

適応(てきおう)の使い方

健太
この温泉ホテルは、温泉の泉質と適応症にリンクしたヘルシーメニューを開発しているんだって。
ともこ
それは良いわね。
健太
温泉に行ったのに疲れて帰ってくるということが多々あったけど、健康になって帰ってくることができそうだね。
ともこ
是非泊まりに行きたいわ。、

適応(てきおう)の例文

  1. 適応障害と診断され休職することになりました。
  2. 技術の進化や環境の変化に適応できる技術基盤の構築に取り組む。
  3. こちらの素材を使った方が適応性が高い。
  4. 適応制御とは、生物が環境に対して適応する機能を制御器の設計に応用する技術のことをいいます。
  5. 適応放散の好例として、オーストラリア大陸の有袋類があげられる。

「適応」と「対応」の違いは?

適応」に似ている語に「対応(たいおう)」があります。

対応」は、
①同種の二つのものが向かい合い、対 (つい) になっていること。
②ある物事が、他の範疇 (はんちゅう) に属する物事と、対立・相当する関係にあること。
③互いにつりあいがとれていること。
④周囲の状況などに合わせて事をすること。
⑤二つの集合A、Bがあって、Aのどの要素にも、Bの要素が少なくとも一つ定まる規則があること。ふつう、AからBへの対応という。

という意味です。

適応」も「対応」も、その状況に合うようにという意味が同じです。

しかし「適応」は、ある状況に合うをいいます。

対して「対応」は、ある状況に応じて行動することをいいます。