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「一意」の意味と使い方や例文!「一意に定まる」とは?(類義語・対義語)

一意の読み方・意味とは?(類義語・対義語)

意味

【二字熟語】
一意

【読み方】
いちい

【意味】
①一つの考え。また、考えが同じであること。
②(副詞的に用いて)一つの物事に心を集中すること。ひたすら。
③(unique)ただ一通りに定められること。

二字熟語の博士
「一意」という言葉には複数の意味があるよ。まず1つ目は、一つの考え、もしくは考えが同じであることを意味しているんだ。2つ目は、一つの物事に対して心をしっかりと集中すること、つまりひたすらという意味がある。

そして3つ目は、「unique」として、何かが特定の一つの形や状態に定められることを示しているよ。

助手ねこ
ほぉー、ちょっとまとめてみると、1つ目は「同じ考え」やな。2つ目は「一つのことにめっちゃ集中してる」って感じ。

3つ目は、特別に一つだけの方法や形ってことやね。へぇ、一つの言葉でも色んな意味があるんやな。

【語源・由来】
一つの考えの意。

【類義語】
一義、一義的

【対義語】
多義

一意(いちい)の解説

カンタン!解説
解説

「一意」という言葉は、いくつかの意味があって、文脈によってその意味が変わることがあるんだよ。

最初の意味は「一つの考え」や「考えが同じであること」を指していて、この意味で使われる時には「一意性」という言葉もよく使われるんだ。例えば、何かのアイディアや考えがユニークで、他のものとは違うときに、その考えの「一意性」が高いと言ったりするよ。

次に、「一意」という言葉が「ひたすらに」という意味で使われることもある。この時は、何か一つのことに集中して頑張る様子を表しているんだ。例えば、「一意学業に励む」と言ったら、それは学業に専念して一生懸命努力するという意味になるよ。

最後に、IT分野での必須用語の一つに「unique」という言葉があって、その訳として「一意」と使われることもある。この意味は、「ただ一通りに定められること」や「他のものとは違う」という意味になるんだ。例えば、ある問題に対して唯一の答えや方法があるとき、それを「一意的な解」と言ったりするよ。

このように、「一意」という言葉は、文脈によっていくつかの意味で使われるから、文の中での使われ方をよく確認して、適切な意味を理解することが大切だね。

一意(いちい)の使い方

ともこ
健太くん。明日の大会での目標は?
健太
最低でも優勝、最高でも優勝だね。
ともこ
この一年、一意専心取り組んできたもんね。
健太
練習の成果が出るといいな。

一意(いちい)の例文

例文
  1. 一次方程式の解は、一意的に定まる。
  2. 日本には、会社のために一意奮闘する社員が多い。
  3. 微分方程式の解の存在と一意性とを論じる。
  4. 将来の目標を決めると、一意専心しやすくなる。
  5. 会社の再建のために一意攻苦する。

一意の文学作品などの用例

  1. ・・・ませられたのである。一意意味もわからず、素読するのであるが、よく・・・ 有島武郎私の父と母

  2. ・・・来なくなってから彼は一意唯銭を得ることばかり腐心した。其年は雨が・・・ 長塚節太十と其犬

  3. ・・・ず、談話に非ず、ただ一意大食にある事は甚だ余の賛成を表する所であ・・・ 正岡子規徒歩旅行を読む

「一意に定まる」とは?

一意」を用いた表現の一つに「一意に定まる」があります。

一意に定まる」とは、ただ一通りに定められることという意味です。

日常会話で使う機会は少なく、数学で使われることが多いです。

4x=12という式が与えられたら、x=3という解しかありえません。これを解が一意に定まるといいます。

二字熟語の博士
「一意に定まる」という表現は、ある条件やルールによって、一つの結果や答えだけが決まることを意味しているんだよ。
助手ねこ
なるほどな。それは「たった一つの答えしか出てこない」ってことやな。

選択肢がたくさんある中でも、あるルールによって一つだけに絞られるわけやな。これなら子どもたちもええ感じにわかるやろな。