異同の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
異同
【読み方】
いどう
【意味】
異なっているところ。相異。違い。
何かと何かを比べて、その違いを見つけるときに使う言葉やな。
【語源・由来】
「異」は「他と違っている。別の。ことなる。」
「同」は「現在では、語調をととのえる添え字で意味がないとされるが、本来は異なるか同じかの気持ちでいった。」
【類義語】
相違、違い、差異
異同(いどう)の解説
「異同」っていう言葉はね、物事や考えがどこが違うのか、どこが一緒なのか、その違いや共通点を示すんだよ。
たとえば、「両者に異同はない」っていうのは、二つのものや人が全く同じで、違うところがないという意味だよ。つまり、完全に一致している、ということ。
また、「本文の異同を調べる」っていうのは、本文の中でどこが違うのか、どこが一緒なのかを見つけ出す、という意味になるよ。
補足として、「同」は語調を整えるための言葉で、特に具体的な意味を持っていないんだ。「異」が違うところを示し、「同」はただの付け足しの言葉と考えて良いよ。
だから、「異同」っていう言葉は、どこが違うのか、それとも同じなのかを見つけ出すことを表しているんだね。
異同(いどう)の使い方
異同(いどう)の例文
- 本文の異同を調べる。
- 旧版と新版の異同を調べる。
- 両者に異同はない。
- 彼の経歴については資料によって異同がある。
- 東西文化にはっきりとした異同が見られる。
異同の文学作品などの用例
-
・・・の層序において若干の異同のあることも事実であろう。しかしそれより・・・ 寺田寅彦「映画雑感(3[#「3」はローマ数字、1-13-23])」
「異同」と「相違」の違いを解説
「異同」に似ている語に「相違(そうい)」があります。
「相違」は、二つのものの間にちがいがあることをいいます。
「異同」も「相違」も、二つのものの間の違いをいい、ほぼ同義語です。
一方、「相違」は、二つのものの間に存在する違い、つまり二つの事物がどのように異なるのかを指す言葉なんだ。
それに対して、「相違」は、二つのものがどこがどう違うかを説明するための言葉なんやな。うーん、微妙な違いやけど、使い分けるときには便利やな。