威嚇の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
威嚇
【読み方】
いかく
【意味】
武力や威力をもっておどすこと。
たとえば、強そうな顔をして「おい、こっち見んな!」とか言うのが、これにあたるんやろな。自分の力を見せつけて他人をビビらせる行為やな。
【語源・由来】
「威」は「力で押さえつけ、人を恐れさせる。」
「嚇」は「おどす。」
【類義語】
脅し、威喝、恫喝
【対義語】
慰撫、懐柔
威嚇(いかく)の解説
「威嚇」という言葉は、力や威力を見せつけて他人を脅かす、つまり恐れさせる行為を指すんだよ。
例えば、「牙をむいて威嚇する」は、たとえば犬やライオンが牙を見せて他の動物や人間を脅かす行為を指すんだ。これは、自分の力を見せつけて、他の生物を恐怖させ、自分から離れるようにするための自然の行動だよ。
また、「威嚇射撃」とは、戦闘や警察の任務などで、武器を使って意図的に対象を狙わずに撃つことを言うんだ。これは、通常、他の人々を脅かし、自分の意図を強制するために行われるよ。
つまり、「威嚇」という言葉は、力や威力を見せつけることで他人を脅かす行為を表しているんだよ。
威嚇(いかく)の使い方
威嚇(いかく)の例文
- 空に向けて威嚇射撃した。
- 刀を抜いて敵を威嚇する。
- 威嚇的な態度をとる。
- 威嚇に屈する。
- 銃を突き付けて犯人を威嚇する。
威嚇の文学作品などの用例
- ・・・に対して持っている、威嚇の意も籠っている。煩雑な典故を尚んだ、殿・・・ 芥川竜之介「煙管」
- ・・・いましょ』と僕の心を威嚇して急に戦争の修羅場が浮んできた。僕はぞ・・・ 岩野泡鳴「戦話」
- ・・・ままにすべての部下を威嚇した。兵卒は無い力まで搾って遮二無二にロ・・・ 黒島伝治「橇」
「威嚇」と「威圧」「威喝」との違いを解説
「威嚇」と似ている語に「威圧(いあつ)」「威喝(いかつ)」があります。
「威嚇」と「威圧」の違いは?
「威圧」は、威光や威力で相手をおさえつけることという意味です。
「威圧」と「威嚇」は、ともに相手をひるませたりして、恐怖心を感じさせることをいいます。
しかし、「威嚇」は、武力をともなう行為をいう点が違います。
一方、「威圧」は、自分の権威や力で相手を抑圧し、圧倒することを意味するんだ。
それに対して、「威圧」は「俺の力、俺の権威に逆らうんか?」っていう感じで、相手を圧倒するんやな。これは、似てるようで全然違う言葉やな。
「威嚇」と「威喝」の違いは?
「威喝」は、どなったりして、人を脅すことという意味です。
「威嚇」も「威喝」も、相手をこわがらせることをいいます。
しかし、「威嚇」は、武力や威力を見せて、相手をおどすことをいいます。
対して、「威喝」は、大声で相手をおびえさせることをいう点が違います。
それに対して、「威喝」は、大声を出したりして人を脅すことを指すんだ。
そして、「威喝」は「うるさい!静かにしろ!」っていう感じで、大声を出して相手を驚かせるんやな。これは、同じように見えても使い方がちょっと違う言葉やな。
これは、自分の力を見せつけて他人をおどす行為を指しているんだ。