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「左遷」の意味と使い方や例文!「降格」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
左遷

【読み方】
させん

【意味】
低い地位・官職におとすこと。左降。

【語源・由来】
昔、中国で、右を尊び左を卑しんだところから。

【類義語】
降格、閑職、更迭

【対義語】
栄転

左遷(させん)の使い方

健太
昭和のころは、左遷された社員を窓際族って呼んだんだって。
ともこ
現代では窓際族は絶滅危惧種よね。
健太
そうだね。どの会社も窓際族に給料を払う余裕はなくて、即首切りだね。
ともこ
窓際族と呼ばれてでも在職できるなんていい時代だったわよね。

左遷(させん)の例文

  1. 地方の支店に左遷される。
  2. 彼は仕事のミスで左遷された。
  3. 栄転したともこちゃんとは対照的に、健太くんは左遷された。
  4. この部署に異動になるということは、事実上の左遷だ。
  5. 左遷人事かと思ったら出世への近道だった。

「左遷」と「降格」の違いは?

左遷」に似ている語に「降格(こうかく)」があります。

降格」とは、「階級や地位などが下がること。また、下げること。格下げ。」という意味です。

左遷」も「降格」も、階級や地位が引き下げられるという点は同じです。

しかし「左遷」は、一般的に、引き下げとともに遠地に赴任させるという意味があります。

対して「降格」は、階級や地位ものが下がることをいう語なので、役職が下がっても仕事内容に変更がなければ「降格」がふさわしいです。