遺留の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
遺留
【読み方】
いりゅう
【意味】
①所持品などを置き忘れること。
②死後に残すこと。
二つ目は、人が亡くなった後に残すものを指すんやな。たとえば、おじいちゃんが遺してくれた宝石や、遺書とかのことを言うんやな。
【語源・由来】
「遺」は「置き忘れる。取り残した物。」
「留」は「その場所にとめておく。その位置から動かない。とどまる。」
【類義語】
残留
遺留(いりゅう)の解説
「遺留」っていう言葉は、二つの意味があるんだよ。
1つ目の意味はね、自分の持っているものを忘れてどこかに置き去りにすることを指すんだ。例えば、レストランで帽子を忘れてきてしまった、とか、公園でおもちゃを置き忘れてきた、というときに使うんだよ。「犯行現場に証拠の品を遺留する」という表現では、誰かが犯罪を犯した場所に、その犯罪の証拠になるものを忘れてしまった、という意味になるね。
もう1つの意味は、人が亡くなった後に残すもの、つまり遺産のことを指すよ。誰かが死んだ後に、お金や家、土地などを家族や親戚に残すことを「遺留」と言うんだ。これは、遺言によって遺されるものも含むんだよ。例えば、おじいちゃんが亡くなった後に、おじいちゃんが持っていた家や財産が孫に遺留された、という使い方をすることができるね。
だから、「遺留」っていう言葉は、忘れ物をしたり、亡くなった人が残すものを表すときに使うんだよ。
遺留(いりゅう)の使い方
遺留(いりゅう)の例文
- 本人がこの部屋に訪れない限り、こんな所に指紋が遺留することはないだろう。
- 法定相続人は、遺留分をもらう権利が法で定められています。
- ドローンを飛ばして、遭難者の遺留品が無いか捜索した。
- ライチョウは、温暖化のため寒冷な気候を求めて高山に逃れ、そのまま取り残された氷河期の遺留動物と呼ばれています。
- 遺跡で、鶏や豚などの遺留物が見つかっていることから、この時代の人たちはそれらを食していたことが分かる。
「遺留品」とは?
「遺留」を用いた表現の一つに「遺留品(いりゅうひん)」があります。
「遺留品」とは、
①死後に残した品物。遺品。
②持ち主が忘れていった品物。
という意味です。
一つは、誰かが亡くなった後に残された物のことを指す。それを遺品とも言うんだ。もう一つは、誰かが何かを忘れてどこかに置いていった物のことを指すんだ。
つまり、一つ目は、あの世へ行くときには持ってけないもの、つまり人が生きている間に集めた物やな。二つ目は、うっかり忘れてきた物、言うなれば「あっ、忘れ物や!」ってなるアレやな。
【例文】
- 現在、鑑識が遺留品を調査しています。
- 遺留品が多いこの事件は早期解決が見込まれる。
- 被害者のものとは明らかに違う遺留品が見つかりました。
そして二つ目は、人がこの世を去った後に、後世へと残すことを指すんだ。