所謂の読み方・意味とは?(語源由来・類義語)
【二字熟語】
所謂
【読み方】
いわゆる
【意味】
世間でいわれている。俗にいう。
みんなが共通に認めていることや、よく耳にすることをいうんや。これは、みんなが一緒に認識していることを表すための言葉やな。
【語源・由来】
「言う」の未然形に、上代の受身の助動詞「ゆ」の連体形が付いたもの。
【類義語】
つまり、いわば、言うなれば、要するに、俗に言う
所謂(いわゆる)の解説
「所謂」っていう言葉はね、一般的に言われている、またはみんながよく知っているという意味を持っているんだよ。
例えば、「所謂独身貴族」っていう文は、みんなが「独身貴族」として知っているような、独身で自由に生活を楽しんでいる人を指すんだ。
また、「これこそ、所謂瓢箪(ひょうたん) から駒というものだ」という文は、「これこそ、一般的に言われる、意外な所から意外な結果が出る」という意味だよ。「瓢箪から駒」とは、何もないところから予期しない結果が出ることを比喩的に表した表現だよ。
だから、「所謂」っていう言葉は、一般的に言われている、または広く知られているという意味を持っているんだよ。
所謂(いわゆる)の使い方
所謂(いわゆる)の例文
- ともこちゃんは所謂セレブです。
- おじいちゃんと会話がかみ合わないのは、所謂ジェネレーションギャップのせいです。
- 暗闇に浮かんでいるのは、所謂幽霊という存在なのでしょうか。
- あれは飛行機や衛星じゃなく、所謂UFOってやつですね。
- 健太くんとは所謂幼馴染なんです。
「所謂」と「所詮」の違いを解説
「所謂」に似ている語に「所詮(しょせん)」があります。
「所詮」は「(副詞的にも用いる)詮ずる所。つまるところ。結局」という意味です。
「所謂」は「世間でいわれている。俗にいう。」という意味です。
「所詮」と「所謂」は漢字表記が似ていますが意味は違います。
それに対して、「所詮」は、物事が最終的にどうなるか、あるいは最後に行き着くところを表すときに使うんだ。「どうこう言っても結局は」という意味だね。そして、多くの場合、否定的な意味の語句と一緒に使われることが多いんだよ。
それに対して、「所詮」は最終的にどうなるか、つまるところどういう結論になるかを示すんやな。多くの場合、なんか否定的な意味合いで使われることが多いらしいな。例えば、「所詮、彼は無責任な人間だ」っていう風に使うんやろうな。
つまり、多くの人が知っている通り、あるいはよく言われているような状態や事柄を表す表現なんだ。