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「異様」の意味と使い方や例文!「異様な光景」とは?(類義語・対義語)

異様の読み方・意味とは?(類義語・対義語)

意味

【二字熟語】
異様

【読み方】
いよう

【意味】
ようすが普通でないさま。変わっているさま。

二字熟語の博士
「異様」という言葉は、何かが普通とは違う、特異な様子を表しているんだ。

つまり、普段とは異なる、普通でない状態を指す言葉なんだよ。

助手ねこ
なるほどな。それはつまり、「普通とは違う」ってことやな。

なんか違和感あるなー、とか思ったときに使うんやな。

【語源・由来】
「異」も「普通でない。あやしい。あやしむ。」
「様」も「ありさま。」

【類義語】
グロテスク、おどろおどろしい

【対義語】
普通

異様(いよう)の解説

カンタン!解説
解説

「異様」っていう言葉はね、何かがいつもと違って見えたり、普通じゃない感じがすることを指すんだよ。

たとえば、公園で普段見かけない変な形の木を見つけたら、「これは異様な木だな」って思うかもしれないよね。または、クラスメイトの目がいつもと違って明るく輝いているときには、「彼の目が異様に輝いている」という表現を使うことができるんだ。

「異様」は形容動詞で、ちょっと変わっているさまや、普通とは異なる状態を表していて、「いようさ」っていうのはその名詞形だよ。「いようさ」は、「異様」の状態、つまり普通でない、変わっている状態を表す言葉なんだよ。

だから、「異様」っていうのは、何かが普通じゃない、ちょっと変な感じがすることを言う時に使うんだよ。

異様(いよう)の使い方

健太
みんな、この異様な光景に気が付かないのかな?
ともこ
何が異様なの?
健太
ともこちゃんも、この異様な光景が見えないの?妖怪が喧嘩しているんだよ。
ともこ
そんなものいないわよ。熱でもあるんじゃないの。

異様(いよう)の例文

例文
  1. 室内は異様な雰囲気だった。
  2. 健太くんは、異様にランランと光る眼をしていた。
  3. 音が異様に反響している。
  4. 異様な光景に目をみはる。
  5. 異様な空気に包まれていた。

異様の文学作品などの用例

  1. ・・・を上げる刹那の間も、異様な興奮に動かされながら、『あいつだ。』と・・・ 芥川竜之介開化の良人

  2. ・・・若い女の声がなんだか異様に聞えるのである。 フレンチは水落を圧さ・・・ 著:アルチバシェッフミハイル・ペトローヴィチ 訳:森鴎外罪人

  3. ・・・長き廊下との間にて、異様の跫音を響かしつつ、うたた陰惨の趣をな・・・ 泉鏡花外科室

「異様な光景」とは?

異様」を用いた語の一つに「異様な光景(いようなこうけい)」があります。

異様な光景」の「光景」は、ここでは「ある場面の具体的なありさま。情景。」という意味です。

異様な光景」とは、「ようすが普通でないありさま。変わっているありさま。」という意味です。

二字熟語の博士
「異様な光景」という表現は、何かが普通とは違っていて、ちょっと変わっている様子を指すんだ。
助手ねこ
ああ、そやな。これは、「普段とちゃう、変な感じの光景」っていう意味なんやな。

なんかおかしいな、と思うような光景のことをそういう風にいうんやな。

【例文】

  1. この世のものとは思えない、一種異様な光景だった。
  2. 異様な光景に恐れをなした人々はパニックになった。
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