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「児戯」の意味と使い方や例文!「児戯に等しい」とは?(類義語)

【二字熟語】
児戯

【読み方】
じぎ

【意味】
子供の戯れ。

【語源・由来】
子供の遊びの意。

【類義語】
遊び

児戯(じぎ)の使い方

ともこ
健太くん。とても上手ね。
健太
プロと比べれば児戯に等しいよ。
ともこ
プロと比べればそうだろうけどすごいわよ。
健太
プロを目指しているから、このレベルじゃまだまだだめなんだよ。

児戯(じぎ)の例文

  1. なんの目的もないこのような冗談はまったく愚かな児戯にすぎなかったろう。(ルソー、孤独な散歩者の夢想)
  2. 彼らがやっていることは児戯に等しい。
  3. 利休には秀吉の工夫が児戯にみえて笑止に堪えなかったに違いない。(井伏鱒二 小説日本芸譚)
  4. だから俺には、世間で云われている不安などというものが、児戯に類して見えて仕方がなかった。(三島由紀夫、金閣寺)
  5. その作品は児戯に等しい水準でがっかりした。

「児戯に等しい」とは?

児戯」を用いた表現の一つに「児戯に等しい(じぎにひとしい)」があります。

児戯に等しい」とは、子供の戯れと同じで、一顧の価値もないという意味です。

【例文】

  1. その人の前に出ては我々の技のごとき児戯に等しいと言った師の言葉が、彼の自尊心にこたえた。もしそれが本当だとすれば、天下第一を目指す彼の望も、まだまだ前途程遠い訳である。(中島敦、名人伝)
  2. 健太くんの考えは、児戯に等しいと厳しい評価を下された。