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「自明」の意味と使い方や例文!「自明視」「自明の理」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
自明

【読み方】
じめい

【意味】
何らの証明を要せず、それ自身ですでに明白なこと。

【語源・由来】
「自」は、「おのずから。ひとりでに。しぜんに。」「明」は、「あきらか。あきらかにする。」このことから「明白」は「それ自身ですでに明白なこと。」という意味。

【類義語】
明白、当然、明らか、著明、歴然

【対義語】
懐疑、不明

自明(じめい)の使い方

健太
日本人はちゃんと信号を守るから偉いよね。
ともこ
信号を守るのは自明のことでしょ?
健太
日本で自明のことが、海外でも自明とは限らないんだよ。
ともこ
海外育ちの健太くんはいろんなことを見てきたわけね。

自明(じめい)の例文

  1. 差別をしてはいけないというのは自明のことだ。
  2. 現代では自明だが、そうとは考えられていなかった時代もある。
  3. 花の美しさは自明であり、否定する人はそんなにいない。
  4. 自明なことであるにもかかわらず、今まで見過ごされてきた。
  5. 権力のあるともこちゃんに分があるのは自明だった。

「自明視」「自明の理」とは?

自明」を用いた言葉に「自明視」と「自明の理」があります。

「自明視」とは?

自明視」は「わざわざ説明する必要もなく、おのずから明らかなものであるという見方。」という意味です。

【例文】

  1. それまで自明視されてきたことに対して疑問を投げかけはじめた。
  2. 自明視されてきた概念を批判的に考察する。」
このように「当然のこととして見られている。」という意味で用います。

「自明の理」とは?

自明の理」は「自明な論理」ということで「わざわざ説明する必要もなく、おのずから明らかな論理。」という意味です。

【例文】

  1. 彼らがおとなしく王様の命令に従うわけがないのは自明の理である。
  2. 初動捜査が肝心で、日が経てば捜査が困難になるのは自明の理である。