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「純情」の意味と使い方や例文!「純粋」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
純情

【読み方】
じゅんじょう

【意味】
純真で邪心のない心。また、その心をもっているさま。

【語源・由来】
「純」は「まじりけがない。」
「真」は「自然のまま。まったくそのままの。」

【類義語】
ナイーブ、純真

【対義語】
不純

純情(じゅんじょう)の使い方

ともこ
健太くんってば女の子に話しかけられて顔を赤くするなんて純情ね。
健太
男兄弟しかいないから、女の子と話す機会が少ないんだ。
ともこ
私は女の子なんだけど。
健太
長い付き合い過ぎて忘れていたよ。

純情(じゅんじょう)の例文

  1. ともこちゃんは純情な乙女だ。
  2. この子にも純情可憐な時期があったんだ。
  3. ともこちゃんは何歳になっても純情さを失わなかった。
  4. 好きな子に話しかけることができないなんて、健太くんは純情だな。
  5. あの女優は、見た目のイメージから純情な役を演じることが多い。

「純情」と「純粋」の違いは?

純情」に似ている語に「純粋(じゅんすい)」があります。

純粋」は
①まじりけのないこと。雑多なものがまじっていないこと。また、そのさま。
②邪念や私欲のないこと。気持ちに打算や掛け引きのないこと。また、そのさま。
③そのことだけをいちずに行うこと。ひたむきなこと。また、そのさま。
④哲学で、外的、偶然的なものを含まず、それ自体の内的な普遍性・必然性をさす。
⑤学問で、応用を考えず理論だけを追究する分野。純粋数学・純粋法学など。

という意味です。

純粋」と「純情」は、「邪念や私欲のないこと」という意味が共通しています。

しかし、「純情」は「心にけがれがないこと」をいうのに対して、「純粋」には「まじりけがない、ひたむき」という意味のほか、哲学用語などもある点が「純情」と違います。