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「人望」の意味と使い方や例文!「人徳」「人気」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
人望

【読み方】
じんぼう

【意味】
信頼できる人物として、人々から慕い仰がれること。

【語源・由来】
「人」は「ひと。」
「望」は「ほまれ。人気。」

【類義語】
人気、魅力

人望(じんぼう)の使い方

健太
ともこちゃんは人望が高いから、生徒会長候補だね。
ともこ
次の選挙で立候補してみようかな。
健太
ぜひ出馬すると良いよ。
ともこ
だめだったら人望がないってことだけど、やってみるわ。

人望(じんぼう)の例文

  1. その事件で人望を失った。
  2. ともこちゃんは学校内で人望がある。
  3. 健太くんは、空手部の後輩を中心に僅かなりとも人望があった。
  4. 国民からの人望は非常に厚い。
  5. 健太くんは不思議と人望がある。

「人望」と「人徳」「人気」の違いは?

人望」に似ている語に「人徳」「人気」があります。

「人望」と「人徳」の違いは?

人徳」は、「その人の身についている徳。にんとく。」という意味です。

人望」は、ある人に対して世間が道徳的、能力的に優れていると認め、その人に尊敬、信頼、期待を寄せることをいいます。

対して「人徳」は、その人に身についている徳をいうので意味が違います。

人徳」がある人は、「人望」があることが多いです。

「人望」と「人気」の違いは?

人気」は、
①人々の気受け。世間一般の評判。
②その土地の人々の気風。じんき。
③株式市場で、投資家の間に広がる、ある銘柄の評判。
④人間の意気。じんき。

という意味です。

人望」は、ある人に対して世間が道徳的、能力的に優れていると認め、その人に尊敬、信頼、期待を寄せていることをいいます。

人気」も「人望」のように世間の評判をいいますが、「人気」は、好ましいものであるという世間での評判をいいます。

人気」は、「人望」にあるような、尊敬、信頼などの道徳的な点とは関係がありません。