過剰の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
過剰
【読み方】
かじょう
【意味】
必要な程度や数量を越えて多いこと。ありあまること。また、そのさま。
余計なものができちゃった、っていう意味やんな。もったいないな~、ちょうどいい量を計るのが大切やね。
【語源・由来】
「過」は「ある範囲や基準をこえる。」
「剰」は「あまる。あまり。」
【類義語】
超過、オーバー、行き過ぎ、過度
【対義語】
適度、節度
過剰(かじょう)の解説
「過剰」という言葉は、物事が普通や必要な範囲、数量よりも多いときに使う言葉なんだよ。要するに、「ちょっとやりすぎたな」や「必要以上に多すぎる」と感じる状況を表すんだ。
例えば、友達の誕生日にプレゼントをあげるとき、1つや2つのプレゼントを考えているのに、10個ものプレゼントを持って行ったら、それは「過剰」って言えるよ。なぜなら、それは一般的に考えられる「普通の範囲」を超えてるからね。
また、「過剰な生産物」というのは、たとえば会社が商品を作るときに、売れると予想される数よりも、はるかに多く作ってしまった状態を指すんだ。この場合、会社は多すぎる商品をどうするか、考えないといけなくなるよ。
「自信過剰」という言葉もあるけど、これは人の考えや態度に関することだね。自分の能力や経験を考えるときに、実際よりも高く評価しすぎてしまうこと。つまり、自分をちょっと大きく見てしまうことを言うんだ。
さらに、「かじょうさ」っていう言葉も知ってるといいよ。これは名詞で、「過剰」の状態や性質を表すものだ。もし誰かが「かじょうさ」って言葉を使っていたら、それは何かが「過剰」であることをさらに強調しているんだよ。
だから、要するに、「過剰」という言葉は、何かが普通や必要な範囲、数量よりも多いとき、またはやりすぎてしまったときに使われるんだね。
過剰(かじょう)の使い方
過剰(かじょう)の例文
- 健太くんは自意識過剰だ。
- 東京は常に人口過剰だ。
- そんな過剰な反応を示さなくてもいいじゃないか。
- 過剰防衛で情状酌量された。
- 過剰報道で、健太くんの心は傷ついた。
過剰の文学作品などの用例
「過剰」と「余剰」の違いを解説
「過剰」に似ている語に「余情(よじょう)」があります。
「余剰」は、「必要分を除いた残り。剰余。余り。」という意味です。
「過剰」は、必要な程度や数量を越えて望ましくないことをいいます。
対して、「余剰」は、必要な分を差し引いた余りや残りをいう語で、普通の程度を越えて望ましくないという意味がない点が違います。
また、「過剰」には、余りや残りといった意味がない点も違います。
一方、「余剰」は、必要な分を取り除いた後の残りを指す言葉だ。ものが残っている状態や、使われなかった部分を言う時に使われるんだよ。
それに対して、「余剰」っていうのは、たとえばお釣りとか、食べきれへんかった残りのご飯とか、必要な分よりも余ってる部分を指す言葉やな。「これ、いらん分やから使っていいで」と言われるようなもんかな。
つまり、本来必要なものよりも多くなってしまった、という状態のことを指すんだ。